【赤髪の白雪姫】クラリネス王国第二王子の側近は頭脳明晰である秘密を持っています

十六話 ページ19

次の日、無事白雪の護衛にオビが付き、白雪から
「大当たりですよーシェリーさーん！」と言われて
オビのポケッとした顔に笑ってしまった

それからゼンに書類を渡すため歩いていると
白雪とオビの話し声が聞こえた

オ「お嬢さんさ･･･


　 ゼン王子が王子じゃなければ良かったとは
　 思わないのかい？」


「「！？」」

うわ、ゼンとミツヒデ聞いてるじゃん

まぁ落ち込まないだろうね

白「･･･次言ったら、その時は侮辱ととる」


『良かったね、想っている相手に言われて』


「「！？」」

ゼ「頼むから気配を消さんでくれ」


ミ「心臓に悪い…」


『はい、書類。執務頑張って』


ゼ「おい、ちょっと待て！」


『何？』


ゼ「白雪から聞いたんだが、

　 質問すれば答えるそうだな？」


『うん、別に口止めされてること以外なら。

　ってか、秘密主義じゃないし』


ゼ「じゃあ質問するから執務室に来い！」


『まぁいいけど…』






　

ゼ「じゃあ質問する。

　 まず歳は？」

『そんなのも知らないの？』

「知らん」

『はぁ〜…２２だよ』

「お前、年上だったのか！」

『当たり前でしょ、ゼンよりかしっかりしてるんだし
　オビの一つ上かな？［わかりませんごめんなさい］

　次は？』

「誕生日は？」

『いつだっけ？…あぁ２月だ』

「覚えてないのか！？」

『まぁそれぐらいだよ、次』

「はぁ〜、じゃあお前が思う自分のことを一番
　知ってる人は誰だ？」

･･････イザナだけど言えないな…

『木々だと思うけど』

「木々かー、あいつも聞かないと答えてくれない
　からなー。」

『他は？』

「お前、持病持ってるか？」

･････持病のことは話してもいいか

『あるよ』

「そっか…えっ！あんのか！？」

『えぇ、あるけど』

「早く言えよ！

　で？持病ってどんな症状なんだ？」

『主に、咳が出て、酷い時は止まらなくなって
　呼吸不全になる。』

「大丈夫なのか？最近いつなった」

『･･･答えなきゃ「だめだ」･･･なりかけたのは昨日』

「！？！？！？大丈夫だったのか！」

『だからなりかけただけ。薬は飲んでるから平気』

「どういうときに発作が起こるか聞いていいか？」

『昔のことを思い出した時』


「昔って･･･聞かせてくれ。」

『分かった』





王女のことは隠して話そう





『発作がおきそうになったらちょっと中断する』


「分かった」









作［ミツヒデは執務室に行った時いない設定です］

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