えっとライバルですけど……???4【wrwrd!】 (ページ21)

今日:6 hit、昨日:1 hit、合計:8,510 hit

▽ ページ21

pe「ｯｯｯ…Aッ」

兄さんは私のつけていた指輪を

ずっと手で握りしめて

その手を顔に近づけて

泣いて後悔してた。

si「そんな…っ」

死神くんは流石演劇部と言おうか。

いやでも、

これは本当の涙なんだろう。

tr「前世と…一緒じゃねぇか」

トラゾーは袋を掴んで

そういったあと涙を零していた。

ni「……」

兄さん先生は静かに涙を流して

手を合わせていた。

ありがとう。

sn「ごめん…ごめんｯｯｯ」

しんぺい神先生は

ずっと膝から崩れ落ちて

謝りながら手を合わせていた。

em「また貴方を守れずに終わってしまいましたね…ッ……ごめんｯ、なさい……ｯ」

エーミール先生は泣きながら

私に謝罪していた。

大学生の人達には

まだ伝わっていないだろうが

もうすぐ伝わるだろう。

校長「……これより、生徒会会長、裏生徒会会長、副会長、弓道部部長、紋章の引き継ぎ式を開始する」

校長のその声に

みんなが反応して。

校長「…これから名を呼ばれたものはダンジョンへあがりなさい。」

校長「生徒会。会長、ぺいんと」

pe「…はい」

校長「生徒会。副会長、シャオロン」

sho「…」

校長「裏生徒会。会長、らっだぁ」

rd「俺…？…はい。」

校長「裏生徒会。副会長、緑色」

md「!ﾊｲ…」

校長「弓道部。部長、緑色」

md「…ﾊｲ」

校長「紋章黒。レイア」

ri「…はい」

名を呼ばれた人達は

ダンジョンへ上がった。

校長「これから先の未来を君たちに託す。A・グレースに続き…頑張ってくれ。」

「「「「はい」」」」

シャオちゃん以外のみんなが返事をした。

シャオちゃんはきっと

受け入れてくれているだろうけど

辛いんだろうな

『これから先よろしく頼むよ』

その言葉を発した時

シャオちゃんが

こちらを向いた気が来た