本当の事 ページ11
sho「コネシマは相変わらずやで」
『そっか』
sho「うん。」
私の体調はあれからまた急変した。
返事はもちろん短く。
『元気ならいいよ』
私の唯一言える一言だった。
sho「……なぁ、A」
『ん?』
私はシャオちゃんの方をむく。
するとシャオちゃんはないていて。
『(なんで)』
私は心の中で疑問が生まれた。
なぜ彼はないているの?
私の"想いの人"は泣いているの?
sho「ッ……なおる、よなッッ???」
あ
『聞いた?』
sho「うんッ……」
『…そうだね』
私は下を向いて
シャオちゃんの手を掴みながら
『きっと治るよ』
そう呟いた。
sho「……なぁ本当のこと言ってくれよ」
シャオちゃんはずっと下を向いたまま。
『本当のことって?』
そういって私は恍ける。
sho「うそ、なんやろ?」
『!』
私の手を握る彼の瞳から
涙がこぼれ落ちた、
sho「お前のッ…じんせッッ……ためこんで、1人でッッッ俺はッ、おれはぁッッッ……あぁああ…ッッッ」
シャオちゃんはもう止められないほど
泣き出してしまった。
『シャオちゃん』
sho「ホントのことっ…いってやッ……」
彼の瞳は私を映した。
『…治らない。』
sho「……っ」
『死ぬのを待つしかないから』
sho「…なんで」
sho「俺まだ…まだ、一緒にッ……いたかっ、たッ」
『ただ、これはシャオちゃんと私だけの内緒ね。』
pe「A?」
嗚呼、アンラッキーだ。
レイアと兄さんが来てしまった。
『兄さん、レイアいらっしゃい』
ri「うん」
pe「ところでなんでシャオロンさんは泣いてるの?」
あ、聞いてなかったのか。
ならいい。
『ううん、違うの。ただ私が悲しいお話してて、それで』
ri「そっか。」
pe「(これなんか隠してる、かな)」
兄さんはなにか察した顔をする。
レイアは気づいてない。
ri「ねぇシャオロン、一緒に屋上行かない?気分落ち着かせよう?」
レイアがそういった時
シャオちゃんがこういった。
sho「嫌やッッッ」
私の手を強く握る。
彼女である私でもびっくりした。
sho「離れたくない……ッ」
『……シャオちゃん一旦屋上行っておいで。……レイアに話聞いてもらいなさい』
私はしゃおちゃんに途切れ途切れで
そういった。
彼は離れたくないと言いたげな瞳で
手を離した。
sho「……行ってくる」
『うん。』
私をそんなに悲しい瞳で見ないで。
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葵羽/きう(プロフ) - ぽんさん» ご報告ありがとうございます。今後このようがないように気をつけます。 (2021年3月20日 23時) (レス) id: a2bb5f4728 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵羽/きう | 作成日時:2021年3月20日 23時