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dt「……これが、俺たちが知ってる全てだよ」
宮舘がそう言っても、誰も何も反応しなかった。
聞いた話を噛み砕いて消化しようとする者もいれば、受け止めきれずに呆然とする者、やり場の無い怒りに震える者もいた。
しばらくして、口を開いたのはラウールだった。
ru「……ちょっと聞いても良い?」
dt「いいよ」
ru「阿部ちゃんたちがconfusionしたchipって、もう溶け込んでるの?」
dt「溶け込んでるよ。chipって大体一年以上confusionしたら溶け込むんだけど……俺も翔太も阿部も、confusionしてからとっくに一年は経ってるからね」
宮舘が苦笑しながら答えた。その答えを聞いて、ラウールは新たな疑問をぶつけた。
ru「話を聞いた感じだと、めめがconfusionしてからそんなに時間は経ってないよね?」
dt「……そうだね、一年も経ってない」
ru「じゃあ、なんでもうA-chipが溶け込んじゃったの?」
dt「それが……わからない」
iw「わからない?」
nb『俺もわかんない、溶け込んでるって言われた時めちゃくちゃびびったもん』
dt「目黒の体質なのか……だとしても早過ぎると思うんだよな」
宮舘と渡辺の答えにラウールたちは戸惑った。そんな中で閃いたのは深澤だった。
fk「……阿部ちゃんがめめのA-chipをいじった、って考えられる?」
dt「どういうこと?」
fk「なんというか……「Time」を使ってめめの体かchipか、何かをいじってさっさと溶け込ませた……みたいな」
しばらく考えたのち、浮かない顔で渡辺が答えた。
nb『……出来る、気はする』
dt「だとしてもなんでそんな事……」
fk「その辺は何も知らないの?」
nb『何も聞いてない』
dt「俺も」
kj「え……?」
二人の返事で部屋に不穏な空気が漂った。阿部は、二人にも秘密にするような何かを企んでいるというのか。
ru「どういうこと……?」
ラウールがそう呟いた時、宮舘の電話が鳴った。
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ふわふわ(プロフ) - 完結おめでとうございます！最後の最後まで展開が読めなくて魅入ってしまいました。読んだ後は言い表せない気持ちになって…終わってしまうのは寂しいですが、この作品に出会えて良かったです。 (2020年7月5日 10時) (
レス) id: f520444a12 (このIDを非表示/違反報告)
猫茶(プロフ) - 最後まで面白かったです。完結お疲れ様でした。ものすごく楽しい時間をありがとうございます。今後の作品も楽しみにしています。 (2020年6月16日 0時) (レス) id: 49683351d4 (このIDを非表示/違反報告)
87(プロフ) - 完結お疲れ様でした！本当に大好きな作品で、終わって欲しくないとすら思っていました、、なんだかすごく大きな問いを私たち自身にも投げかけられたような気分です。楽しませていただき、本当にありがとうございました！今後の作品も楽しみにしています。 (2020年6月14日 17時) (レス) id: 14f6dae557 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 完結お疲れ様でした！めちゃめちゃ面白かったです！毎日楽しみにしてました！ありがとうございました！ (2020年6月14日 14時) (レス) id: c32ac9b701 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - 完結お疲れ様です!!怜さんの作品の更新を毎日楽しみにしてました!!またいつかこういう能力系などのすごい作品が作られるのを待っています!! (2020年6月14日 13時) (レス) id: f176b79d77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2020年6月5日 21時
