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fk「よし、ラウールガーゼ取って」
言われたとおりガーゼを外す。若干痛みは残っている。
すかさず向井が鏡を持ってきた。
kj「わー痛そう……これビフォーね」
ru「……うん」
ラウールが自身の傷を確認すると、深澤はその傷に触れた。
触られて痛みを感じたものの、ほんの数秒で痛みが無くなった気がした。
fk「はい、おしまい」
kj「はーいこちらがアフターでございますー」
向井の鏡を見てラウールは衝撃を受けた。
赤黒い、痛々しい傷はどこにもない。綺麗な自分の額がそこにはあった。
ru「すごい……」
fk「だろー?」
ab「ドヤ顔するな」
iw「その顔むかつくな」
fk「何でだよ!」
ラウールはこの短時間で深澤がいじられ役だという事をよく学んだ。と同時に、ある疑問が浮かんだ。
＿＿渡辺さんは深澤さんに傷を治してもらわないのかな。そうすれば声も出るんじゃないの……?
生じた疑問は無理矢理飲み込んだ。いろんな事情があるんだろう、聞くとしても今じゃない。
sk「はーい! 次は佐久間が行きまーす!」
いつの間にかA-chipをセットして準備していた佐久間。
元気に手を挙げると、ラウールに両手を広げて見せた。
sk「見て、俺今何にも持ってないでしょ?」
ru「うん」
sk「よし、じゃあ見ててよ。さーんにーいいーちどーん!」
ru「うわ!?」
軽く手を振ると、佐久間の両手に握られたのは拳銃。
突然出てきた物騒なものに思わずラウールは肝を冷やした。
ru「それ、本物……?」
sk「どっちも本物だよ。試しに撃ってみる?」
fk「おい俺に向けるな馬鹿」
sk「だって怪我しても治せるじゃん」
fk「そういう問題じゃねえんだよ!!」
唖然とするラウールに阿部が補足してくれる。
ab「佐久間のA-chipは「Arms」＿＿武器換装＿＿だよ」
ru「あ、なるほど……」
sk「お、さんきゅー阿部ちゃん」
ab「ふっかからかう前にちゃんと説明しろ」
fk「ほんとだよ! それもういいだろ! さっさとしまえ!!」
sk「にゃははっ、はーい」
佐久間がまた両手を振ると、握られていた銃はどこかに消えた。
銃に怯えていたラウールと深澤は胸を撫で下ろした。
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怜(プロフ) - いきるちゃんさん» コメントありがとうございます! そう言って頂けてとても嬉しいですありがとうございます! 書けば書くほどシリアスになっていくんですけど…笑 どうか最後までお付き合いよろしくお願いいたします! (2020年5月18日 23時) (
レス) id: e493e73fbb (このIDを非表示/違反報告)
いきるちゃん(プロフ) - はじめまして！今の生活で1番楽しみにしている事がA-chipを読んでいる時間といっても過言ではありません！当方宮舘担なので、もう湧きまくりですよ(いいため息)こういう役どころのドラマとか現実でも来て欲しいと思ってます笑 これからも更新楽しみにしております (2020年5月18日 21時) (レス) id: 0fef891ab6 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - さなさん» コメントありがとうございます! そう言って頂けると凄く嬉しいです! 今後ともよろしくお願いいたします! (2020年5月15日 17時) (レス) id: e493e73fbb (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - 祐莉さん» コメントありがとうございます! あの2人にはいろいろあります、今は何も言えないですけど() ありがとうございます、これからもよろしくお願いいたします! (2020年5月15日 17時) (レス) id: e493e73fbb (このIDを非表示/違反報告)
さな - とても面白くて読むのが楽しいです！これからも頑張ってください！応援してます！これからも！ (2020年5月14日 23時) (レス) id: 40c01c4cba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2020年5月10日 16時
