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fk「お前は十分頑張ってるよ。A-chipを手に入れただけでとんでもない事に巻き込まれて、それでも懸命に食らいついて凄く頑張ってる。偉い。本当に偉い! なんなら生きてるだけで偉い!」
ru「……ふふっ」
深澤が全力で褒めてくれるので、ラウールは思わず笑みを零していた。
fk「あ、そうそう。康二、お前もな。ちゃんと自分を褒めること」
kj「……え」
fk「お前だって十分強いんだから、もっと自信持てよ。でもまあ……責任感じるならこれからもっと強くなって見せろよ。取って付けた強さなんかじゃなくて、自分の力で強くなれよ。お前なら出来るから」
kj「ふっかさん……」
今にも泣きそうな向井を見て、行動を起こしたのは佐久間だった。
佐久間が向井に抱きつくと向井の涙腺は崩壊し、佐久間に顔を埋めた。
sk「……ごめん、さっきは言い過ぎた」
kj「ぐすっ……さっくん……ごめん、ごめんなあ……ううぅ」
sk「ちょっと、泣きすぎー」
kj「だってえええ!!」
ab「ははっ、悪化した」
iw「いいんじゃない、平和で」
ru「……康二くん、みんなも」
ラウールの声で向井が顔を上げる。もうラウールも泣く寸前だった。
いつもは言えない言葉が、今なら言える気がした。
ru「……いつもありがとう。守ってくれて、助けてくれて」
fk「ラウール……」
kj「っ……あああもう抱きしめたい!! けど無理やからさっくん抱きしめる!!」
sk「あはは……待って流石に苦しい」
nb「……」
iw「どうした……ああ、ラウールも泣いてる」
ru「……泣いてないもんっ」
fk「ちょっと待って可愛い今すぐ抱きしめたい」
ab「それはきもい」
iw「お前黙ってろ」
fk「なんでえ!?」
先程まで大喧嘩をしていたとは思えないほど、穏やかで明るい空気がここには流れていた。
暖かなこの空間では、誰もがあの忌々しい薬の事など忘れていた。
あの薬が今どこにあるのか、これから何が起こるのか。そんな事誰も考えなかったのである。
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怜(プロフ) - いきるちゃんさん» コメントありがとうございます! そう言って頂けてとても嬉しいですありがとうございます! 書けば書くほどシリアスになっていくんですけど…笑 どうか最後までお付き合いよろしくお願いいたします! (2020年5月18日 23時) (
レス) id: e493e73fbb (このIDを非表示/違反報告)
いきるちゃん(プロフ) - はじめまして！今の生活で1番楽しみにしている事がA-chipを読んでいる時間といっても過言ではありません！当方宮舘担なので、もう湧きまくりですよ(いいため息)こういう役どころのドラマとか現実でも来て欲しいと思ってます笑 これからも更新楽しみにしております (2020年5月18日 21時) (レス) id: 0fef891ab6 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - さなさん» コメントありがとうございます! そう言って頂けると凄く嬉しいです! 今後ともよろしくお願いいたします! (2020年5月15日 17時) (レス) id: e493e73fbb (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - 祐莉さん» コメントありがとうございます! あの2人にはいろいろあります、今は何も言えないですけど() ありがとうございます、これからもよろしくお願いいたします! (2020年5月15日 17時) (レス) id: e493e73fbb (このIDを非表示/違反報告)
さな - とても面白くて読むのが楽しいです！これからも頑張ってください！応援してます！これからも！ (2020年5月14日 23時) (レス) id: 40c01c4cba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2020年5月10日 16時
