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fk「Utopiaは秘密結社……とでも言えばいいのかな。強い能力者がこの世界を支配するべきだ、なんて主張して活動してる。とりあえずろくな連中じゃない」
iw「今日来たあいつはUtopiaの幹部」
ru「宮舘……さん?」
kj「あんな奴にさん付けなんてする必要ないで」
ab「もしかしたらラウールが入ったのを聞きつけたのかも知れない。俺たちが来るのを待ってたのかもね」
sk「Utopiaの人間って結構ごろごろいるんだって。俺たちの事もどこまで漏れてるのかわかんないんだってさ、怖いよね」
相手が想像以上に大きな組織であることにラウールは怯えた。
そして厄介な相手に能力を見せてしまったのだと、ラウールは改めて畏怖した。
ab「あいつらもA-chipを集めているらしいし、chipを使った人体実験とかやってるんだよね」
ru「人体実験?」
ab「体に直接chipを埋め込む、とか」
ラウールは絶句した。隣で渡辺が拳を握った。
chipは専用のグローブをつけて使うのが絶対条件だ。そうしないと身体的負担が大きくて命が危険にさらされるから。
それを直接体内に埋め込むなんて、考えただけでぞっとする。
ru「埋め込んだら……どうなるの」
ab「上手くいけばいつでも自由に能力を使えるし、chipの力を最大限に引き出せるみたい。実際そういう奴を捕まえた事もある。でも、だめだったら能力が暴走して……最悪死ぬ」
fk「体内にchipを取り込むことを
ラウールは鳥肌が止まらなかった。そんなの怖すぎる。絶対間違ってる。
なんでそんな事を? 「強い能力者」を作るため? そうして支配した世界に何が待っている?
iw「もっと厄介なのは、confusionが上手くいった人間はもう1つchipを使えるかも知れない、ってこと」
ru「え……じゃあ、2つchipを使える……?」
ab「あくまで推測ね。でも、そうすれば宮舘がいつも姿を消せる理由が説明できるんだよ。あいつのメインはA-chipの「Fire」＿＿炎＿＿で、「Zone」をconfusionしているのだとしたら。あるいはその逆かも知れないけど、流石にA-chipを埋め込んだとは考えたくない」
ru「……そんな奴らと戦うの」
fk「そうだよ、残念ながら」
待ち受けていた現実にラウールは衝撃を受けた。
＿＿Utopiaの好きにさせちゃいけない。僕はもっと強くならないといけない。
覚悟を決めなければいけない、いつかの深澤の言葉が今になって重くのしかかった。
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怜(プロフ) - いきるちゃんさん» コメントありがとうございます! そう言って頂けてとても嬉しいですありがとうございます! 書けば書くほどシリアスになっていくんですけど…笑 どうか最後までお付き合いよろしくお願いいたします! (2020年5月18日 23時) (
レス) id: e493e73fbb (このIDを非表示/違反報告)
いきるちゃん(プロフ) - はじめまして！今の生活で1番楽しみにしている事がA-chipを読んでいる時間といっても過言ではありません！当方宮舘担なので、もう湧きまくりですよ(いいため息)こういう役どころのドラマとか現実でも来て欲しいと思ってます笑 これからも更新楽しみにしております (2020年5月18日 21時) (レス) id: 0fef891ab6 (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - さなさん» コメントありがとうございます! そう言って頂けると凄く嬉しいです! 今後ともよろしくお願いいたします! (2020年5月15日 17時) (レス) id: e493e73fbb (このIDを非表示/違反報告)
怜(プロフ) - 祐莉さん» コメントありがとうございます! あの2人にはいろいろあります、今は何も言えないですけど() ありがとうございます、これからもよろしくお願いいたします! (2020年5月15日 17時) (レス) id: e493e73fbb (このIDを非表示/違反報告)
さな - とても面白くて読むのが楽しいです！これからも頑張ってください！応援してます！これからも！ (2020年5月14日 23時) (レス) id: 40c01c4cba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜
| 作成日時：2020年5月10日 16時
