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放課後
モストロ・ラウンジにて
「ジェイド、フロイド
今度のフェスにて話しておきたいことがあります」
「わかりました」 「は〜い」
アズールは双子のウツボ、
ジェイドとフロイドを談話室へと来るよう命令する
話題は言った通り、《次回開催するフェス》について
数週間前からなにかしようと考えていたが
これといった、いい案はでてこなかった
「……二人は、何かいい案はでてきましたか……?」
「まだ何も……、連続で開催しようとすると、やはりネタに困りますね」
「それでもやるのが僕達です。フロイドは?」
「もうタコパとかでいいんじゃね〜?客が勝手に焼いてくれるしぃ」
「それはコンセプト的にダメだと言っただろう!」
僕の案は伏せておいて
まずは二人の様子を伺う
………本当に、この件に関して
ちゃんと考えてくれたのだろうか?
気にしたら負け、でしょうか
「そう言うアズールは、どうなんですか?」
「スープを主にしたフェスはどうです……?」
「スープ、ですか…」
「はい。
甘い味や辛い味、食材の種類を増やして、珍しい組み合わせに挑戦できるいい機会かと思いまして」
食べ比べができるのも、1つのイベント
これ以上にいい案などあるものか
「オレはさんせー!なんか楽しそ〜!」
「僕も賛成です」
「では、決定ですね!」
僕のその言葉を最後に
解散した
このフェスを企画しようとしたきっかけは
Aさんの好きな食べ物だと聞いたから
………好きな食べ物、と言うよりかは
食べやすい、と言うべきですね
僕が作ったスープしか食べられない体にしてやる………
そう
好きな人の胃袋を掴め!と聞いたことがある
なら早速、実行するのみ
「………まずは甘い物から考えましょうか」
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作者名:F . | 作成日時:2024年2月4日 23時