格好いいアズールくんは獣で怪物！ (ページ17)

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「味……そ、そうだけど……
　別に食べなくても………」

「食べなくちゃいけないんですよ……！陸の人間は……！」

なぜ知らないんだ

人魚だった僕でもわかる知識であるのに
最初から人間の人が知らないなんて………

「………いらない」

「ダメです、食べてください」

「嫌………！！！！」

Aさんは稚魚のように駄々をこねる

この人、僕の先輩なんですよね……？と疑いたくなるほど

「……なら今日はいいです」

「ホント……！」

「ですが明日からは！！！ちゃんと食べてもらいますからね！」

「え゛っ」

嫌そうな声を出す

そんなに嫌なのか……
相当だな……

「時に、Aさんはどんな味のスープなら進んで食べたいと思いますか？」

「遠回しに言ってるけど……故に好物ってこと？
　スープなら……うーん、甘いのなら………？」

「わかりました」

「何する気なの……その情報知って………」

最後まで嫌な顔をするAさん

「秘密です」

この顔も

今日から僕のもの

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