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１時限目が終わり
「その宝石、これからどうするんだ？」
「どうするって……決まっているじゃないですか
大切に手元に持っておくんですよ
ネックレスにしてもいいですね……」
いつでも見れるところに
大事に取っておきたい
ネックレスなんかは一番定番なんじゃないかとジャミルさんに言えば
引いたような目で僕を見る
そんなに僕が誰かに恋をしている状況が
おかしいですか……？
心外ですね………
「ああ、ジェイドやフロイドみたいに
ピアスにするのもいいですね」
そう呟けば
スマホの着信音がなる
何事かと思い、急いで見ると
イデアさんからのメール
今日の部活の事でなにかあるのだろうか
イデアあ、アズール氏……A氏からもう貰ってる?
君の目の色の宝石………
ああ、あれは僕の目の色の宝石で……
確かに見覚えがある色だなと思いましたが………
アズールはい、貰いましたよ
イデアあ、あの宝石……今日の錬金術の授業で課題だったもので………
ある人のことを思い浮かべて作るってものでして………
だから多分、君の目の色でして………
始めての情報だ
このNRCでそんな授業があることも
Aさんは僕を思って作ってくれた事も
アズールそれはそれは、いいことを聞きました
ありがとうございます、イデアさん
この宝石はネックレスでも、ピアスでもなく
指輪として残す方が良さそうだ
「彼なりの愛の示し方、だといいんですが………」
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作者名：F . | 作成日時：2024年2月4日 23時
