検索窓
今日:28 hit、昨日:3 hit、合計:508 hit

🌸 ページ34

.






アズールさんとフロイドさんとお出かけ中
私は頭が痛くなり、倒れてしまった



次に目を覚ましては、見慣れた光景が広がっていく






綺麗な緑色の木々

小鳥のさえずりがよく聞こえる

木々から差す太陽の光は
湖に反射して綺麗に光る






ここは私が生まれ育った「聖なる森」


精霊が心地よく過ごすために生み出された
魔法の世界







「クロシェット……!あぁ、やっと帰ってきてくれたのね……!」

「シェルーン……、帰ってきたって……?」






その言い方は、シェルーンも私とジェイドさんが入れ替わったことを知っているのだろうか




でもなぜ?



入れ替わったジェイドさんが伝えたのかな


きっとそうだ
それ以外にありえない








「あの男と、入れ替わってたのよね。クロシェット」

「うん…」

「それは、怖かったわね
 向こうの世界でなにかされなかった……?されてたなら言うのよ」

「いや、なにもされなかった……
 ただ、私が来ても歓迎してくれて……とても優しかったよ……?」

「まあ!
 クロシェットが始めて私に嘘をついたわ!いけない子

 いい?なにかされたら素直に言っていいのよ、嫌だって」









シェルーンは勘違いしていた



入れ替わったことに酷く心配しているようだけれど
相手は本当に悪い人ではないのに……




心配だったなら、私の言う事、信じてくれたっていいのに……










「あの男……なんでこんなにかわいいクロシェットを巻き込んで……
 私が今すぐあいつを仕留めてくるからね、安心してね」

「なっ、なに言ってるのシェルーン……!!
 やめて、そんな事しないで…!ジェイドくんは……‥」








シェルーンはすぐに、この森を後にし
姿を消した



きっと

今さっきの言い方では
ジェイドくんは危ない目にあってしまう事になる





それはだめ…………!









「今のシェルーンを止められるのはきっと」






私だけ






森の精霊達に沢山の魔力と旅をするための準備をしてもらい
最後の別れを告げる





お世話になったのだから
今度は私が、恩を返す方











「待っててください、シェルーン」








.

後篇へ→←🐬



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

猫耳(プロフ) - 更新、頑張ってください!((●´ω`●) (11月14日 21時) (レス) @page2 id: 45a95b1035 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:F . | 作成日時:2023年11月14日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。