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「アズールさん、これなんですか…?」
フロイドさんを起こし
アズールさんが作ってくれた朝御飯を済ませると
私達は町に出た
見たことのない町の輝きに
私は、その光景に釘付けになった
綺麗な置物に、
美味しそうな食べ物が沢山
初めて見る物ばかりで……
「僕達の目的は別にありますよ、クロシェットさん」
「あ、ごめんなさい、アズール……」
「………早く行きますよ、ジェイド」
アズールさんに急いで着いていき
目的地の店に着いた
ここはレストラン
モストロ・ラウンジで新作を出す際に、参考にしているようだ
「好きなだけ食べていいですよ
ジェイドは感想を言えばいい」
「了解しました」
「ねぇジェイド、これ食べよーよ」
そう言って、横に座るフロイドは
メニュー表を広げて私に言う
それは「ハンバーグ」だった
美味しそうな写真だ
私はそれを頼む
「オレもハンバーグ!」
「……では僕も」
「ふふ、一緒ですね」
こんな幸せな食事があるなんて
前の私には想像もできなかったことだ
ハンバーグが3人分届き、口に含む
「美味しい……!」
口の中に広がる肉のジューシーさ
ソースのコク深さ
ゆっくり噛み、飲み込む
「本当に美味しそうに食べますね、ジェイドは」
「ね〜!オレらも一緒の物食べてんのに、全然違うの食べてるみたい」
「んふふ、ほめほほあでふ?」
「……ちゃんと食べてから話しなさい」
食べたいし、喋りたい
「このあとは、雑貨店でも回りますか
他の町から仕入れた品が沢山あるはずです」
「靴とかねぇかな〜」
「楽しみですね」
私達はハンバーグを食べ終え、会計をし
レストランから出た
「…………これは」
レストランから少し進んだ先に、見覚えのある物があった
「あの町にしかない」「あの町の品」
私は、いつの間にか走って、その店の前に来た
息が、荒い
きっと慣れない運動をしてしまったからだろう
そんな事よりも………
「ジェイド…!どうしたんですか……!!」
「鬼ごっこしたくなったの〜?」
「アズール、これ、知ってますか……?」
「イリューの国」を知っているアズールさんならわかるはず
「「イリューの国」の、「森の守り印」です」
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猫耳(プロフ) - 更新、頑張ってください!((●´ω`●) (11月14日 21時) (レス) @page2 id: 45a95b1035 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:F . | 作成日時:2023年11月14日 13時