検索窓
今日:24 hit、昨日:3 hit、合計:504 hit

🌸 ページ17

.











「―――はい、今日はお疲れ様でした
 今日の賄いはフロイドが担当します」

「任せて〜!」






今日は、アズールさん達が経営する
「モストロ・ラウンジ」というカフェの見学をした


今日はあまり客はいなかったそうで
ずっと暇していたと言っていたが

私にとっては何もかも初めてのもので

少しだけ緊張してしまったのは確かだ







「貴方はホールに、僕と一緒にお仕事しましょうか」

「怪しまれない、でしょうか……」

「大丈夫ですよ、ジェイドとはよく一緒にいますので」







それなら良かった


なんて胸を撫で下ろす







「は〜いできたよぉ!
 フロイド作、混ぜ込みシチュー!」

「うまそ〜〜!」





この寮に住む生徒たちが口々にそう言った


フロイドさんの活躍を、今日はずっと見ていた

テキパキと
注文された料理を作っていく


その姿は素敵で、私にとっては初めて見る光景だった


賄いが食べられると聞いて
とても喜んでいる自分がいる






「とても、美味しそうです」

「そうでしょ〜?」





みんなで一斉に食にかぶりつく


口の中に広がる食べ物の甘み、旨み

初めて食べる……






「美味しいです!」

「当たり前〜!でも、ありがとねぇ。いわしちゃん」





食べ進める手が止まらない



ずっと食べていたい
この料理を





「美味しい……美味しい……ゴホッ…!」

「こら、クロシェットさん、ゆっくり食べなさい」

「ごめんなさい…つい…」





急いで食べたら咳き込んでしまい、
アズールさんに注意される


そんな事でさえも、今は愛おしい



楽しい一日だったな。今日……



そして、少し向こうにいた生徒達が
食器をキッチンへと持っていき、各それぞれ自室に向かう



「もう寝る時間でしたね」なんてアズールさんが呟けば、
次にこんな事を言った





「それでは、僕達はお風呂と行きましょうか」



















.

🌸→←🐬



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

猫耳(プロフ) - 更新、頑張ってください!((●´ω`●) (11月14日 21時) (レス) @page2 id: 45a95b1035 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:F . | 作成日時:2023年11月14日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。