夢のまた夢/まふまふ 【ランス・クラウン】※現パロ&妖怪パロ ページ48
夢主設定
A・モーガン
性別:女性
年齢:16歳
性格:優しく天然。小さい頃は幽霊を引き寄せてしまう謎の体質だったが、いつしかなくなった。
ランスとの関係:小さい頃に神社で遊んでいる時に出会い、仲良くなった。Aは本当の彼の姿を知らない。
―――――――――――
ランス.side
『ねぇねぇ、そこの君、一人でいないで、一緒に遊ぼ!』
Aがまだ幼かったころ、オレは人間になる練習をして神社に姿を出した。
オレは人ではなく、妖怪の類だ。それも九尾。
オレを同じ年くらいの男の子だと思ったAは、手を取って一緒に遊んだ。
その時間は、今までで一番といっていいくらい幸せな時間だった。
時間を忘れて、姿が元に戻る寸前だった。何とかギリギリでAは帰って行ったが。
それからというもの、オレはAに引っ付く邪魔な霊や化物を駆除した。
あいつに害をなすものなんて、この世にいらないんだ。
そうこうしているうちに、Aはぐんぐん成長して、
オレもそれに合わせて、身長を伸ばしたりした。
いつからかは忘れたが、気付けばオレはAに恋をしていた。
だが、所詮オレは妖怪...Aとは結ばれることは無い。
毎年ある花火大会だが、オレにとっては、今年最後だ。
何故なら、家族から「もう人間には会うな。これが最後だ」と言われ、
逆らうなら容赦はしないと言われた。
オレは対抗できなかった。あっちには、妹がいるから。
そんなことも知らずに、笑顔でオレの手を引くA。
『ねぇランス!次は綿菓子食べようよ!』
ラ「...嗚呼」
パクっと一口食べてみれば、甘い味が口に広がるが、すぐに消える。
不意にAの方を向けば、綿菓子を頬張った後、オレを見て笑う。
好きだと伝える相手はすぐ目の前にいるのに、オレにとっては手が届かない存在に感じた。
夕方の薄明りに、Aの長い髪が揺れ動く。
花火が一番見やすい隠れスポットとして、オレたちが初めて出会った神社がある。
そこに毎年行く。はぐれないように、手を繋いだまま歩く。
もし、この手が離れて、オレたちが二度と会えなくなれば、
オレは一生、Aに囚われるだろうな。それぐらい、Aの事が好きだ。
一緒に歩いているはずなのに、なぜかオレは、Aが幼く感じた。
そう思えるほどの無邪気な笑顔だった。
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あき(プロフ) - 夢野みぃさん» ありがとうごさいます! (5月4日 0時) (レス) id: 6a224cc54b (このIDを非表示/違反報告)
夢野みぃ(プロフ) - あきさん» リクエスト有難うございます!2の方に作っておきますね!それまで少々お待ちを...! (5月4日 0時) (レス) id: f4c9af3806 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - すみませんリクエスト良いですか?きゅうくらりんハッピーエンドバージョンが見てみたいです!出来れば作ってくれませんか? (5月4日 0時) (レス) @page16 id: 6a224cc54b (このIDを非表示/違反報告)
夢野みぃ(プロフ) - ルリーナさん» コメントありがとうございます!!喜んでもらえて何よりです! (3月30日 21時) (レス) id: f4c9af3806 (このIDを非表示/違反報告)
ルリーナ(プロフ) - セル最推しとして嬉し過ぎます!ありがとうございます!最高です! (3月30日 20時) (レス) @page42 id: abd4cb76f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:9xwEvJ187ghD0yu | 作成日時:2024年3月7日 23時