【曲パロ短編集】愛を謳う【マッシュル】

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A.side

初めて会った時から、だいぶ時間が流れて行った。

マックスは頻繁に会いに来てはお互いの世界について話をする。

そうしていく中で、彼の存在が大きくなり、離れるのが惜しく感じる。

本来なら交わることのなかった二つの世界が交差するように、

彼は私の言う話のほとんどを信じた。

夜に一人きりで宇宙を眺める。病的にマックスのことを空想する。

私に魔法が使えたなら、その空想を実現したいなぁ、なんて。

私と出会ったことにより、マックスの価値観に悪影響が及んでるんじゃないかと負い目を感じる。

それなのに心がドキドキして、好きと言う感情で溢れてしまう。

表には出さないでいるのに、気付いてほしくて仕方がない。

でもダメだ。私は宇宙人で、彼は人間なんだ。この恋は実らないよね...

―――――――――――

マ「A...その、言いたいことがあってさ...」

ある日のこと、いつものように二人で話していると、突然マックスが話しかける。

何だろう...もう地球に来ないでくれ...とか？

マ「えっと、オレ、Aと初めて会った時から好きだった！！」

そう言って手を握るマックスの顔は真っ赤だった。

『え、ええええ！！』

驚きのあまり、私まで顔を赤くしてしまう。

『い、いいの？その、私...人間じゃ...』

マ「人だとかそういうのじゃなくて...オレはAが好きなんだ！」

嬉しさで胸がいっぱいになる。

今、私を邪魔する何かが来たとしたら、すぐに止められるくらいのパワーを感じた。

マックスの言葉に応じて、私もきちんと、向き合わなきゃ。

『そ、その...私もマックスの事、好きだよ！』

やっと、同じ価値観に立てた気がする。

高鳴る気持ちが抑えられないまま、ますます彼に惹かれる。

『異世界の果てまで大好きっ！！』

マ「ふふっ、オレもだよ！」

こうして私達は結ばれた。

私と同じ視点で世の中を見て、それを理解してくれる人間なんてそうそういない。

だからこそ、彼の存在が嬉しくて、大切だ。

夢のまた夢/まふまふ　【ランス・クラウン】※現パロ&妖怪パロ→←エイリアンエイリアン/ナユタン星人様　【マックス・ランド】※夢主人外

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