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A.side
ドットは驚いて大きい声を出した。
ド「さ、裁判！！！？？？」
『そう、裁判！！』
ド「ど、どうして...」
どうしてもこうしても、ドットが悪いの。
『兎に角、裁判を始めます！裁判官は私、A・モーガンが務めます。そして、被告人はドット・バレットさん、貴方です。』
両親のガベルを借りて、恋人の裁判を行う。
『まずは、貴方の罪を読み上げます。』
ド「オレの...罪？」
『貴方は恋人がいるというのに、他の女性にうつつを抜かしましたね？そのことに関して、しっかりと話して貰います！』
ドットはポカーンとした顔をしたあと、冷や汗をかきながら弁論を行う。
ド「え、えぇっと...それは...女の子を前にすると...何と言いますか...Aと会う前を思い出しちゃって...ごめんなさい！！情状酌量ください！！裁判官様ァ！！」
そう言ってドットは体を九十度にして頭を下げた。
それを見た私は少しだけ冷たい目をしてしまった。
ド「そんな目で見ないでください！！これから先、心を入れ替えます！！見逃してくださいっ！！」
弁論が終われば、ドットは涙を流してこちらを見る。
しかし、私の魔法の都合上、主観や私情は関係なく、白黒はっきりついてしまう。
『それでは、裁判の結果は...〈トライアルジャッジ〉』
固有魔法を唱えると、ドットの目の前に顔くらいの大きさの炎が出る。
それが白なら無罪、黒なら有罪となる。
そして出たのは...
ド「く、黒い...炎？」
―――黒だった。
『裁判の結果、ドット・バレットは、
ド「え、えええええええええ！！！！！」
『貴方は有罪...なので、私は貴方と、別れます。』
心が苦しい。ドットと別れたくはない。けれど、これ以上嫉妬しない為にも必要な事だ。
ド「ま、待ってくれ！！ちゃんと治す！！だから別れるのだけは...」
そう言って腕を掴んで縋り付いてくるドット。
けれど私は引き下がらなかった。
『一回の過ちでも、戻らないこともあるんだよ。口先だけじゃ許されないほどの罪だよ。』
ド「悪かった！！傷つけたことは謝る！！謝るからぁ！！」
ドットは大泣きしながら懇願した。
それを見ていると、心が痛んでしまう。
ズキズキと痛んで仕方がない。別れたくない。別れたくないよ...
ぽろっ
『あ...れ？』
気が付けば涙を流していた。
ド「A...泣いて...」
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あき(プロフ) - 夢野みぃさん» ありがとうごさいます！ (5月4日 0時) (
レス) id: 6a224cc54b (このIDを非表示/違反報告)
夢野みぃ(プロフ) - あきさん» リクエスト有難うございます！2の方に作っておきますね！それまで少々お待ちを...！ (5月4日 0時) (レス) id: f4c9af3806 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - すみませんリクエスト良いですか？きゅうくらりんハッピーエンドバージョンが見てみたいです！出来れば作ってくれませんか？ (5月4日 0時) (レス) @page16 id: 6a224cc54b (このIDを非表示/違反報告)
夢野みぃ(プロフ) - ルリーナさん» コメントありがとうございます！！喜んでもらえて何よりです！ (3月30日 21時) (レス) id: f4c9af3806 (このIDを非表示/違反報告)
ルリーナ(プロフ) - セル最推しとして嬉し過ぎます!ありがとうございます!最高です！ (3月30日 20時) (レス) @page42 id: abd4cb76f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：9xwEvJ187ghD0yu | 作成日時：2024年3月7日 23時
