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A.side
『...分かった。だがしかし、あまり頭はよくないぞ。』
カ「大丈夫です、事務の作業を少し手伝って頂くだけですから。嗚呼、申し遅れました。僕はカルド・ゲヘナといいます。魔法人材管理局局長を務めています。」
『...A・モーガンだ。』
それからというもの、秘書として事務作業を行った。どれも簡単な内容だった。
仕事が一段落着くと、カルドから血を貰う。その繰り返しだ。
―――――――――――
カ「今日から一週間、血を吸わない生活を送りませんか？」
突然のことだった。カルドからの提案は想像を絶するものだ。
『...魔法局の中で暴れても良いのか？なら構わんが。』
カ「いえ、そうではなく、僕以外の...そうだなぁ、輸血にしましょう。僕以外の血を貰う生活を送りましょう。」
『別に構わんが...なんだ、貧血か？』
カ「まぁ、そんな感じです。」
訳の分からん奴。
『はぁ、私は資料を取りに行ってくる。』
部屋を出て、ソフィナのいる書庫へ急ぐ。
「あっ、あの子...ねぇ知ってる、カルド様にも春が来たんだって。」
「えぇっ！？嘘！」「ほんとほんと〜、ビックリだよねぇ〜」
女たちのひそひそ声が聞こえる。なんだ、あいつモテてたのか。
...なぜだろう。心がモヤモヤする。こんなこと、今まで無かったのに。
資料も取り終え、仕事も一段落がついたころ、カルドは輸血パックを持ってきた。
そして点滴を打つように私に輸血を施した。
だが、久しぶりに他人の血を体内に入れたせいか、鳥肌が止まらなかった。
カ「大丈夫ですか？」
『これのどこが大丈夫に見えるんだ...』
最後まで輸血を終えたが、やはり慣れなかった。これが後六回も続くのかと思うと最悪な気分だ。
―――――――――――
ソ「そういえば、カルドとはどうなんですか？」
ソフィナと一緒に話していると、ふいにカルドの話が出た。
『どうも何も...何も変わってないが...』
ソ「...そうですか」
そう言ってソフィナは少し不貞腐れた顔になった。何なんだ一体...
なぜかモヤモヤする自分に、もっと訳が分からなくなる。
ソフィナと話している間は、カルドと離れているというのに、カルドの事を考えてしまう。
まるで私がカルドを好きみたいじゃないか。
...ん？好き？急に顔がカーっと熱くなる。
いやいや、ないない。そんなの断じてない！！
ソ「(気づくのも時間の問題のようですね...)」
・→←ヴァンパイア/DECO*27様 【カルド・ゲヘナ】※微流血表現&解釈違い注意
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あき(プロフ) - 夢野みぃさん» ありがとうごさいます！ (5月4日 0時) (
レス) id: 6a224cc54b (このIDを非表示/違反報告)
夢野みぃ(プロフ) - あきさん» リクエスト有難うございます！2の方に作っておきますね！それまで少々お待ちを...！ (5月4日 0時) (レス) id: f4c9af3806 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - すみませんリクエスト良いですか？きゅうくらりんハッピーエンドバージョンが見てみたいです！出来れば作ってくれませんか？ (5月4日 0時) (レス) @page16 id: 6a224cc54b (このIDを非表示/違反報告)
夢野みぃ(プロフ) - ルリーナさん» コメントありがとうございます！！喜んでもらえて何よりです！ (3月30日 21時) (レス) id: f4c9af3806 (このIDを非表示/違反報告)
ルリーナ(プロフ) - セル最推しとして嬉し過ぎます!ありがとうございます!最高です！ (3月30日 20時) (レス) @page42 id: abd4cb76f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：9xwEvJ187ghD0yu | 作成日時：2024年3月7日 23時
