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あの夏が飽和する。/カンザキイオリ様 【アビス・レイザー】※シリアス&流血表現 ページ17

夢主設定

A・モーガン

性別:女性
年齢:15歳
魔法:白魔導士。かなり弱い。
性格:優しい性格だが、気が弱い。
アビスとの関係:幼馴染。家が隣同士で、イヴル・アイを恐れていない。アビスが監.きんされていることは知っており、どうにかして一緒に外に出たいと思っている。

―――――――――――
アビス.side

両親に監.きんされてから、どれくらいが経っただろう。

唯一の楽しみと言えば、Aに会えることだけだ。

Aは何とかして私の両親を説得し、一週間に一回だけ会いに来てくれる。

「外に出してはいけない。アビスの存在を誰かに話してはいけない。」

という条件付きだが。

『アビスの目は変じゃないよ!私は綺麗だと思うよ!』

檻の中で私の目を見ながら笑顔で答えるA。

その言葉だけで、少しでも生きていてよかったと思える。

外は夏に近づいているらしく、雨が多いと、Aは話していた。

そんなある日の事だ。ずぶ濡れのAが地下へ来た。

ア「A...どうかしたの?」

『...昨日、人を殺しちゃったの。』

ア「...え?」

泣きながら話すAの隣で、私は話を聞くことしかできなかった。

殺したのはいつもAをいじめてくる奴。

『嫌になったの、いじめられるのが。それで、肩を掴んで突き飛ばしちゃったの。そしたら...私、私...!』

Aは泣きじゃくりながら震えていた。

『...どこか遠い所で死んでくるよ。アビス、今までありがとう。』

少し落ち着いたと思ったら、決心の付いた表情で私に伝える。

そんな彼女に、私はこう言った

ア「それなら、私も連れてってよ。」

彼女は酷く驚いた顔をして、『本当に、いいの?』と聞いた。

私は「うん、勿論」と言って、Aに優しく抱き着いた。

Aはもうすでに荷物を準備していたようで、鞄を持っていた。

財布にナイフ。それ以外の物は入ってなかった。

『いらないものは全部壊しちゃった。写真も、日記も、今じゃいらないもの。』

そう言ったAの表情は、少しだけスッキリとしていた。

そして、私は檻から出た。幸い、両親は不在で、監視役にAを付けていたらしい。

ア「A、行こう。」

『...うん、アビス。』

人殺しと、生まれてくるべきではない人間の、Aと私の、旅だ。

そして、私達は逃げ出した。

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あき(プロフ) - 夢野みぃさん» ありがとうごさいます! (5月4日 0時) (レス) id: 6a224cc54b (このIDを非表示/違反報告)
夢野みぃ(プロフ) - あきさん» リクエスト有難うございます!2の方に作っておきますね!それまで少々お待ちを...! (5月4日 0時) (レス) id: f4c9af3806 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - すみませんリクエスト良いですか?きゅうくらりんハッピーエンドバージョンが見てみたいです!出来れば作ってくれませんか? (5月4日 0時) (レス) @page16 id: 6a224cc54b (このIDを非表示/違反報告)
夢野みぃ(プロフ) - ルリーナさん» コメントありがとうございます!!喜んでもらえて何よりです! (3月30日 21時) (レス) id: f4c9af3806 (このIDを非表示/違反報告)
ルリーナ(プロフ) - セル最推しとして嬉し過ぎます!ありがとうございます!最高です! (3月30日 20時) (レス) @page42 id: abd4cb76f6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:9xwEvJ187ghD0yu | 作成日時:2024年3月7日 23時

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