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A.side

『レインが来てくれるのは、素直に嬉しい。けれど、私はすぐに居なくなる存在。全部、意味が無くなっちゃう。私は、レインの時間を奪っている自分が、憎いよ。』

語り掛けるように話す、私の本音。

いつもレインの後ろで守られてばかり、弱くて何もできない。

『...ごめんね、変なことを言ったよ、忘れて。』

レ「...ざけるな...ふざけるな!!お前が俺の時間を奪っている?さっきも言ったが、俺は俺の意思でここにきているんだ!誰が何と言おうと、最期までAの傍に居たいと本気で思っているんだ!」

レインは怒って、私に怒鳴るように言った。

『...うん、ありがとう、そう言ってくれて。』

所詮愛想笑いにすぎない。そのことはレインも理解している。

私が、生きることに疲れていることを。

フ「あっ、兄さま先に来ていたんですね。」

すると、病室に入ってきたのは、レインの弟、フィンだ。

『フィン、どうかしたの?』

フ「えぇっと、マッシュくんが、先輩にシュークリームをあげるといって聞かなくて...これ、皆で作ったシュークリームです。」

フィンが持っていたかごには、大量のシュークリームがどっさりと乗っていた。

『わざわざありがとう。そうだ、レモンちゃんや、マッシュくん、ランスくんたちは元気にしてる?』

レインを通して、フィンのお友達とも、少し仲良くなった。

まだ友達とは言えなけれど、それでも、学校にいた頃は優しく接してくれた。

フ「はい、皆元気です!」

ぱぁっと笑顔になるフィンと、元気な元後輩たちを想像すると、胸がズキっとした。

『それは良かった。シュークリームは後で食べるね。』

フ「はっ、はい!兄さまは、まだここにいるんですか?」

レ「嗚呼」

フ「分かりました。それでは、A先輩、お大事になさってください。」

そう言ってフィンは出て行き、また二人だけになった。

『ふふっ、良く出来た弟だね。未来ある若者って感じ。』

レ「...あまり年の差は無いだろ。」

『それもそうだね。レイン、今日は来てくれてありがとう。私はそろそろ寝るよ。』

レ「そうか。おやすみ。」

『うん、おやすみなさい。』

そう言って、布団にくるまって眠る。

ただの昼寝にすぎないけど、治すためには、睡眠は必要だから。

まぁ、治るものじゃないけれどね。

―――――――――――

〜その日の夕方〜

...だいぶ寝すぎたかな?もう外はすっかり夕方。

レインも流石に帰ってるようで、病室には私一人。

・→←ジェヘナ/wotaku様 【レイン・エイムズ】※シリアス



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あき(プロフ) - 夢野みぃさん» ありがとうごさいます! (5月4日 0時) (レス) id: 6a224cc54b (このIDを非表示/違反報告)
夢野みぃ(プロフ) - あきさん» リクエスト有難うございます!2の方に作っておきますね!それまで少々お待ちを...! (5月4日 0時) (レス) id: f4c9af3806 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - すみませんリクエスト良いですか?きゅうくらりんハッピーエンドバージョンが見てみたいです!出来れば作ってくれませんか? (5月4日 0時) (レス) @page16 id: 6a224cc54b (このIDを非表示/違反報告)
夢野みぃ(プロフ) - ルリーナさん» コメントありがとうございます!!喜んでもらえて何よりです! (3月30日 21時) (レス) id: f4c9af3806 (このIDを非表示/違反報告)
ルリーナ(プロフ) - セル最推しとして嬉し過ぎます!ありがとうございます!最高です! (3月30日 20時) (レス) @page42 id: abd4cb76f6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:9xwEvJ187ghD0yu | 作成日時:2024年3月7日 23時

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