凄く苦い、笑いをされた ページ16
【ソル】
「ぁ…A、さん……ソルめは大丈夫なのです!」
苦しそうに呼吸をしていたので声をかけたら手を振り払われます。
あなただと気づくとハッと呼吸音がやみ、上記のセリフ。
平気かと聞いてないのに大丈夫と答える彼女は力こぶを作りながら笑っていたが、苦しさは隠せなかった。
〖レイウ〗
「また、守れなかったや」
彼の気が落ちてること気づき、聞くとはぐらかされます。それでも根気強く問い詰めた末に話してくれます。
火災で逃げ遅れた人を救おうとし、出る直前に息絶えたと。
ぽつりぽつりと語るその顔は、自嘲を含めた笑みでした。
【ブラミア】
「昔話が聞きたい?…………いいぜ」
彼女の過去を知ろうと必死に頼んだあなた。
長考した末に承諾され、茶会になります。
最初は父や母についてなどにこやかに語ってくれましたが話進めるにつれ笑みがどんどん曇っていく彼女。
それを見たあなたは、止めますか?
【イオド】
「アンタ達の所為であの子は……!……いや、なんでもないわ。」
新薬の試飲をした彼女は突然、耳を塞ぎ、うるさいと連呼し始めました。どうすれ良いか分からず、抱きしめるとあなたに気づいたのか言葉を発するのを辞めます。"ありがとう"とあなたの頭を撫でる彼女に何が聞こえたのか尋ねると、
過去のトラウマの幻聴がきこえていたそう
〖灰里〗
「ぁっ……大丈夫っすよ。機械なんてまた、作ればいいんで」
あなたを庇い、壊れたロイドを見るとそう笑って言い放ちます。冷酷にも聞こえるその言葉は、彼がロイドを我が子の様に愛していたことからか、どこか自分に言い聞かせている気がします。
〖ロイド〗
「貴方を殺せと……いくらA様の頼みでも、できません」
何もかも嫌になり、自死する勇気も無いあなたはなんでも言う事を聞いてくれた彼に頼みます、しかし返答はこれ。
機械は人を傷つけてはならないこと、そして命を大事にして欲しいことを言われます。自分の命をどう使おうが勝手だ、と言おうとする脳は、"機械の私が言えたことでは、ないでしょうが"と抑揚が抑えられ、震えた声を聞き、口を噤んでしまう。
〖ソウキョウ〗
「…………何千年と前の裏切り者を思い出す」
良い林檎が手に入ったから一緒に食べようとすると"林檎は嫌いだ"と言われ無駄足。なんでか聞くと上の台詞の一言のみ。いつもならば興味が湧き、質問攻めするあなたは彼の憎しみを隠そうとする笑顔を見て、聞けなかった。
聴いてはならない気がした
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作者名:くりぃむぱん | 作成日時:2022年10月25日 1時