オリガミクイーン 2 (ページ32)

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火のカミ洞窟ページ32

ｵﾘ｢お〜!鳥くんの口の中は火が燃えてるぞ!ファイヤーだ!むっ!｣

オリーはなにか閃いたように､イオドの方を向く

ｵﾘ｢イオドくん､火で閃いたぞ!あのヘキガの歌と踊りは確か…カミに会うためだよな?ってことは火を司るカミさま､つまり……ここには火ガミさまがいる!｣

学/ボ『｢｢知ってる｣｣』

ｵﾘ｢え…知ってたのか!?｣

中に入ろうとするとボム平が脇の方に寄る

ボ｢すいやせん､オレ待っといていいっすか?｣

ｵﾘ｢え､なんでだ?｣

ボ｢ん〜､疲れたからってのもあるっすけど…引火したらやばいんで｣

ｵﾘ｢いんか?｣

『……それは由々しき事態ね､火花に気をつけなさいよ?』

ボ｢ありがとうございます……て､先生も残るんすか?｣

学｢ああ､火のカミと古代人は関係無さそうだし､私が火傷を負ったりしてイオドくんの足を引っ張るのも不本意ではあるからな｣

ｵﾘ｢ふむ､先生もお疲れのようだ｡ここはきっとイオドくんが何とかしてくれるから､そこでゆっくりしてくれ｣

そうしてイオドとオリーは奥へと進んでゆく

入った先にすぐ見えるのは､止まれと言わんばかりの炎が前に現れる

『……これはどうすれば』

ｵﾘ｢取り敢えず前に進まないか?火の隙間からなにか見えるかもしれない｣

オリーの言うとうり炎の前に立つと足場が沈む､炎のを見ると勢いが向こう側とそれに続く足場が見える位に少し弱まっていることに気づく

『この足場…スイッチだったのね』

前を見ると音と共に向こう側の足場から光ってくる､しかし次の足場が光ると前の足場の光は消えてしまう

イオドは光った箇所を目に焼き付けていた
こっちにまで来た光が消え火が収まり通れるようになる

『これは…光った順番､の逆で行くのかしら』

イオドは足場に飛び乗る

ｵﾘ｢少し､隙間があるな…落ちないように気をつけるんだぞ｣

『心配ありがとう､でも大丈夫よ』

イオド安心させて次々と足場に飛び乗ってゆく､そして…

『ふぅ…少し疲れたわね……』

ｵﾘ｢でもイオドくんのおかげで向こう側へ着けた､お疲れ様｣

『さ､先へ進みましょう｡しっかり掴まって頂戴』

そして奥へと進もうとする

ｵﾘ｢……やっぱりこの声のイオドくんが落ち着くな｣

と､ぽつりと呟く

『?…どういう事』

ｵﾘ｢ああ､分からないならいいんだ｡ただ……｣

オリーは少し言葉を濁らせた後､笑って言った

ｵﾘ｢…ボム平くんと仲直りしたようで良かった｣