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雄也「うわ、あつ!」
「当たり前ですよ!」
.
灼熱の太陽を浴びた海へと続く砂浜。
足の裏に当たって熱くって。
それに、歩くたびに足が砂に埋まって
とてもじゃないけど、気持ちのいいものじゃない。
うっ……
足の皮が剥けそう。
.
雄也「ちょっ、本当に熱い!早く海!水!」
.
駆け足から全力疾走になり、
余計に足が熱くて痛い。
けれど、海に入ってしまえば…
.
雄也「んー、きもちぃ!」
.
柔らかかった砂は海水を吸い込んで硬くて
引いたり寄せたりする波が足に当たってひんやりする。
先生が足をパシャパシャさせるから水が跳ねてきて、
きゃーきゃー騒いで二人で笑いあった。
.
雄也「どぉ?海は。」
「気持ちいいです!」
雄也「でしょ!?」
.
へへ、と笑う無邪気な横顔。
はにかんだ笑顔がなんだか可愛くて、
胸の奥がキュンとなる。
.
雄也「見てみて!貝殻いっぱい見つけた!」
「わっ、きれい!」
.
大きな手の平を広げて見えたのは
青、オレンジ、白といった色とりどりの貝殻たち。
そのまましゃがむとワンピースの丈が濡れちゃうから、
片手でまとめて、先生と一緒にしゃがみ込む。
.
「こっちにもありました!」
雄也「結構あるでしょ。」
「はい……、っ!?」
.
目線を上げて先生と目が合う。
ち、ちかい…
全身が心臓になったみたいにバクバクする。
.
「せ、せんせい、ちか…っ!」
.
近いです!
って言おうとしていたのに。
片手で肩を引き寄せられて、
ちゅっ、と軽く唇に触れるだけのキスをしてきた。
.
雄也「へへっ。近いからチューしちゃった。」
「…っ!」
.
ぼっ!と途端に顔が熱くなるのがわかる。
……先生ずるい。
.
満面の笑顔に、たまらなくなってしまって
掴んでいた裾をもっと強く握った。
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おんぷ(プロフ) - ミナミさん» ここまで読んでくださりありがとうございました。おんぷはJUMPくんではやまゆとさん二人が好きですかね♪ (2018年8月31日 8時) (レス) id: f1df5da7f6 (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - ミナミさん» まりもの自担は知念ちゃんでございます(〃▽〃) (2018年8月30日 23時) (レス) id: 0257840ab5 (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - ミナミさん» こちらこそ最後まで読んでいただきありがとうございます!おんぷおねぇちゃんの光くん素敵でしたよね!まりももキュンキュンしぱなっしでした!ありちねも気に入って頂いて嬉しいです! (2018年8月30日 23時) (レス) id: 0257840ab5 (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - ちぃ☆さん» はじめまして!夏ときみの声と、、ただいまです!笑応援ありがとうございます o(_ _)o (2018年8月30日 23時) (レス) id: 0257840ab5 (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - はなのさん» ありがとうございます!喜んでもらえて嬉しいです(/ω\*) 第3弾、、ご検討しておきます。コメントありがとうございました! (2018年8月30日 23時) (レス) id: 0257840ab5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おんぷ♪×まりも x他1人 | 作成日時:2018年6月6日 15時