■Ryosuke.Y ページ43
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お盆が差し迫る8月上旬。
私は会社のある企画に招集されて
有給休暇を取ることなく出勤する毎日だった。
窓から外の景色を見下ろせば
夏休み真っ只中の学生がアイスクリームなどを
片手に楽しそうに歩いていたり
家族サービスだろうか
子どもを肩車してるお父さんたち。
「仕方ないよね。」
大学を卒業して社会の荒波に揉まれること1年。
今や後輩もできてそれなりにステップアップもしていて
充実しているといえばそうなのだけれど
どこか物足りない感じがするのは
私生活が潤ってないからだろう。
二宮「おーい、伊月。サボってんじゃねぇぞ。」
「すいません。って、先輩は仕事してるふりして
ゲームしてるだけじゃないですか。」
二宮「何言ってんのよ、村を救うっていう
大使命を全うしてるといいなさい。」
出会いがないわけではない。
今、話しかけてきた上司もそれなりにイケメンで
見渡せば……うん、彼女持ちかはどうかとして
それなりの彼氏候補がいるのに
恋をする方法を忘れてしまったのか。
ときめきがない生活が続いていて
それに慣れてしまっている自分もいた。
二宮「あ、そうそう。お盆のあの社員の
家族向けの企画のことなんだけど
伊月一人でこなすのはあれだと思って
人事部で暇そうなやつ引っ張ってきたから。」
「じ、人事部!?何でまた突拍子もない所から……
あそこ、いわゆる花形部署の一つですよね。」
二宮「あっこに俺の後輩のゲーマーがいんのよ。
それに人事だと色んなとこに顔効くから
楽だと思ってよ。」
そろそろ来いって言った時間なんだけど。
先輩はそう言ってちらりと会議室の時計を見る。
人事部って気遣うなぁ。
だってうちら社員のこと評価してる部署だよ?
それに出世コースの部署とも言われてて
そんな人と組んで失敗したら……
私の人生どうなんのよ。
肩を落としながら溜息をついたら
ガチャッと会議室のドアが開いた。
「えっ……」
二宮「おー、来た来た。
山田、こいつがお前とペアの伊月な。」
よりによって現れたのは
人事部の中でもエリート街道まっしぐら
そして、女性社員の人気No.1の
山田涼介だった。
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おんぷ(プロフ) - ミナミさん» ここまで読んでくださりありがとうございました。おんぷはJUMPくんではやまゆとさん二人が好きですかね♪ (2018年8月31日 8時) (レス) id: f1df5da7f6 (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - ミナミさん» まりもの自担は知念ちゃんでございます(〃▽〃) (2018年8月30日 23時) (レス) id: 0257840ab5 (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - ミナミさん» こちらこそ最後まで読んでいただきありがとうございます!おんぷおねぇちゃんの光くん素敵でしたよね!まりももキュンキュンしぱなっしでした!ありちねも気に入って頂いて嬉しいです! (2018年8月30日 23時) (レス) id: 0257840ab5 (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - ちぃ☆さん» はじめまして!夏ときみの声と、、ただいまです!笑応援ありがとうございます o(_ _)o (2018年8月30日 23時) (レス) id: 0257840ab5 (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - はなのさん» ありがとうございます!喜んでもらえて嬉しいです(/ω\*) 第3弾、、ご検討しておきます。コメントありがとうございました! (2018年8月30日 23時) (レス) id: 0257840ab5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おんぷ♪×まりも x他1人 | 作成日時:2018年6月6日 15時