* ページ38
***
頬杖をして寝起きみたいに
何故か機嫌が悪くなる大貴。
.
侑李「アイス?あったっけなぁ。」
.
侑李はよっこいしょと
気だるく立ち上がる。
.
じーっと大貴を観察していた伊野尾先輩は
ははーんとわざとらしく右手を顎に当てて、
口元をゆるっとさせた。
.
慧「ねーねーAちゃん。」
「はーい……、っ!?」
.
問題集から顔を上げれば、
それはそれは綺麗なお顔が視界いっぱいに入り込んで。
ぽってりとした唇と
とろんとした垂れ目。
.
向かいに座った大貴は目を丸くさせて、
先輩は可笑しそうにケラケラ笑う。
.
大貴「っ、伊野ちゃんいい加減に…!」
侑李「やっぱりアイスなかった……
なにやってんの?」
.
聞こえてきた侑李の声にはっとして
ドアの方を見ると、
しらっとした瞳で、開いたドアの隙間から
侑李がこちらを見ていて。
一瞬で状況を確信したのか、
面倒くさそうにため息を吐いた。
.
侑李「伊野ちゃん、Aから離れて。」
慧「えー。」
侑李「からかいすぎ。大貴も怒らないの。」
.
お、怒らないでって大貴怒ってたの?
それに、からかってって何を…
.
慧「んふふ。だってさぁ。」
侑李「言いたいことは分かるから……」
.
猫のようにスリスリと侑李に懐く伊野尾先輩。
そして、何故かさっきから不機嫌な大貴。
な、なんでこんな状況になってるの…?
.
「あの、侑李…」
侑李「A、ちょっとコンビニ行ってくるね。
アイス買ってくる。」
.
スマホを持って立ち上がる侑李。
私も行こうと立ち上がると、侑李に止められた。
.
侑李「Aは留守番。大貴のこと見といて。」
「え?」
.
侑李「よろしくね。
あ、伊野ちゃんは行くよ。」
.
慧「えぇ。」
侑李「えぇじゃない。アナタはお金と荷物持ち。」
.
あれよこれよとで、先輩を引きずって
身支度をする侑李。
いや、あの…
.
「ちょ、ちょっと待っ…!」
.
て、を言い切る前に
二人は出ていってしまった。
***
281人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おんぷ(プロフ) - ミナミさん» ここまで読んでくださりありがとうございました。おんぷはJUMPくんではやまゆとさん二人が好きですかね♪ (2018年8月31日 8時) (レス) id: f1df5da7f6 (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - ミナミさん» まりもの自担は知念ちゃんでございます(〃▽〃) (2018年8月30日 23時) (レス) id: 0257840ab5 (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - ミナミさん» こちらこそ最後まで読んでいただきありがとうございます!おんぷおねぇちゃんの光くん素敵でしたよね!まりももキュンキュンしぱなっしでした!ありちねも気に入って頂いて嬉しいです! (2018年8月30日 23時) (レス) id: 0257840ab5 (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - ちぃ☆さん» はじめまして!夏ときみの声と、、ただいまです!笑応援ありがとうございます o(_ _)o (2018年8月30日 23時) (レス) id: 0257840ab5 (このIDを非表示/違反報告)
まりも(プロフ) - はなのさん» ありがとうございます!喜んでもらえて嬉しいです(/ω\*) 第3弾、、ご検討しておきます。コメントありがとうございました! (2018年8月30日 23時) (レス) id: 0257840ab5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:おんぷ♪×まりも x他1人 | 作成日時:2018年6月6日 15時