9人の王子様との恋、いかがですか？ -in summer-

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「先、生っ……」




宏太「一番に見たら気が済むかと思ったけど
　 全然済まなかったわ。」






唇がやっと解放されたら腰に回った先生の腕。



抱き寄せられると先生はそのまま鎖骨に胸にと
そのままキスを落としては赤い刻印を残していく。








「先生っ、だめだよ。
　こんなたくさんつけられたら……っ。」




宏太「ん、ごめん。」







謝ったくせに動きを止めてくれなくて
先生は私をくるりと反転させると




肩に、背筋にとまた刻みつき始めて
その度に私の口からは声がこぼれるの。









宏太「Aって首周りと
　 背筋触られるの弱いよね。あと、腰まわり。」








いやらしく先生の指がツーっと
腰のラインをなぞって思わずビクッとなる体。








「もうだめだよ?」





宏太「男にとってそれは酷な台詞いいますね、貴方。
　 ここまで来たんだから観念してよ。」








「きゃっ……ちょっ……」



宏太「しーっ。夜なんだからあまり騒がないの。」








いわゆるお姫様抱っこの形で抱き上げて
向かうのはもう一つしかなくて




ふわっと降ろされるとまたキスの雨が落ちてきた。









宏太「最近の水着って紐細すぎ。
　 こんなの簡単に解けちゃうっての。」







着ろって言ったくせに
先生は腰元のリボンに触れると
躊躇いもなく引っ張って水着を脱がすの。









「恥ずかしいよっ……」

宏太「初めてじゃないのにまだ照れるんだ。」








「だって……」

宏太「可愛すぎんだろ。」








首筋にまた一つキスを落としながら
首元の結び目にも触れてすべてを解き終わると




先生は自分のネクタイの結び目に手をかけて
Yシャツとともに床に投げ捨てた。









宏太「誰にも見せたくねぇな。」

「やっ、ちょっと待って……」








宏太「待てねぇよ、もぉ。」








脚の間に自分の体を入れ込んで


体の中に指を沈めてその場所の状態を
確認したら









宏太「待ってって言う割にいい感じになってんね。」









そんな意地悪なことを言って
妖艶な笑みを見せた先生。



恥ずかしくって横に顔を逸したら
照れ屋さんなとこも好きだよ、






そう言って私の中に自分を沈めこんだ。



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