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ガンっ！
音を聞き、ああ、跳ね返されたんだな、と思い、衝撃に備えるが痛みは襲ってこない。
ゆっくりと目を開くと、驚きの光景が目に飛び込んできた。
『……え？』
sha「痛ってて…」
跳ね返されたのはシャオロンさんの方だった。
俺は倒れずしっかりと立っている。
『……！シャオロンさん大丈夫っすか⁉』
sha「全然大丈夫やで。倒れただけやし」
『なら良かったっすけど……』
ut「Aくん凄いやん！力でシャオロンに勝つってまあまあのことやで？」
『お、俺何が起こったのかよく分かってないんすけど…』
何故俺が跳ね返されなかったんだ？
筋肉なんてひとつもついてないのに…
………あ。
『鬱先生、聞きたいことがあるんすけど』
ut「何？」
『A・ウェルズ……って言いましたっけ、俺』
ut「？ああ、Aくん…杉野Aの魂が入る前の人格とその肉体の持ち主？はA・ウェルズって名前だよ」
『その人って、めっちゃ力強いっすか？』
ut「……あー、そういうことね」
sha「え、どういうこと？」
『転生前の俺は引きこもりで筋肉なんてもん全くありませんでしたけど、転生先の肉体……A・ウェルズの肉体は筋肉ががっしりついてるから、俺はシャオロンさんをはね返せた、って事です』
sha「あーー、そういう事か！確かに、あいつめっちゃ力強かった気ぃするわ」
ut「ゾムと戦った時、力ずくでめっちゃ押されとったもんな」
『……というか、これで俺ほぼ確実に配属決まってしまったのでは？』
sha,ut「確かに」
sha「こんなに力強いなら近接に欲しい所やな」
ut「それが妥当やろうな」
銃めっちゃ触れそうだから遠距離が良かったのに…
スナイパーとかなりたかった…
ut「まあでも、少し腕前がどんなもんかも見てみたいし、一旦銃もやってみよか」
落胆した俺を見て気を遣ってくれたのか、そう言ってくれる鬱先生。
控え目に言って神ですね！！
一生ついていきます兄貴！！！
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ゆい(プロフ) - タラコさん» ありがとうございます！ (2020年7月8日 12時) (
レス) id: 003adb9c6c (このIDを非表示/違反報告)
タラコ - 内容とか本当に好きです。毎回楽しみにしています。 (2020年7月5日 1時) (レス) id: b66c402f0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翠蓮 | 作成日時：2020年4月12日 17時
