基上のクーロン【CSまとめ】

備考 ページ25

【備考】

同族を喰らう血に飢えた野蛮な獣として生まれ、ヒトとして名を残すような何者かに成ろうとした男。
半端な力を持ってしまったばかりに、叶わぬ夢を見てしまった無力な人間。

過去には自称:ノストラダムスの生まれ変わりとしてノートルダム天真(てんま)なる名を名乗り信奉者を集めたり、「いずれヒトの世は滅びる、だが吾輩に身を献げれば遺伝子を遺し復活できる」として人々が自分に食われるよう仕向けるなど、あくどい手口で自身の承認欲求と食欲を満たしていた。……が、世界がつつがなく新世紀を迎えたことで「予言が外れた」として失墜。それ以来随分と大人しくなった、と本人は言っている。

現在では偽名を「カルダーノ」と改め、昔からの常套手段であった占術師業で悩める人をおびき寄せ、自身の予言で未来を良くする対価として人肉や金銭を要求する手口で生計を立てている。近年はオンライン相談会など、インターネット中心で活動し他人から金をもぎ取っている。20年以上前からやっているだけあり、かなり手慣れている。大人しくなったとは一体。
また、動画サイトに予言者系Vtuberとして不定期に動画を投稿し、支援者を獲得しようとしている。動画内での立ち絵は銀髪赤目、青コートの美男子。予言者系の肩書きはファンの間での呼称だが、カルダーノ自身は「軽薄な名」とあまり気に入っていない。90年代の世紀末ブームに乗っかった一人として、界隈ではたまに名の上がる程度には知名度があったためかファン数はぼちぼち。面白半分で見ている人が大半のようだが。

旧来から使っている名で動画投稿したり、相談者を招き入れるために住所を教えたりと特定しろと言わんばかりの行動をしているが、意外にも隠れ家がエリミネーターに発見された事はない。カルダーノの主人や彼自身が色々と策を講じていたりするのもあるだろうが、幼年期に「中山真はずっとずっと幸せに、何不自由なく暮らしていく」と「予言」をした効力が今も効いているのか、はたまた本当に偶然なのかは分からない。
ともあれ、今の生活でさして不自由なく暮らせているらしい。

平時は都内の隠れ家兼占い館に籠もっているが、たまに人肉を売る闇商店に足を運んだり、知り合いの家へ遊びに行くことも。親しくなれば、推し配信者の配信があるとき以外は呼べばわりあいすぐ来てくれる。
思い込みが激しく考えなしに動くことが多々あるので扱いには要注意。

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