笑顔の奥に2

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岩本side


渡｢あ、ちょっと無理！康二やって｣

深｢こっからどうやんの？｣

『何でそうなんの笑』

向｢みんな不器用すぎん？笑｣

『舘さんいい感じ〜』

みんなでたこ焼きを作ってたんだけど俺らが下手すぎてずっと笑ってるゆき


｢ゆき、これは？｣

『惜しいけどなんかちゃう笑』


照くんも不器用？なんて笑いながら隣で綺麗に形を整えていく


俺らが1個焼くのに苦戦してる間に次々と作っていく姿はまるでプロ


手伝ってもらいながら作った不格好なたこ焼きの隣に並ぶ綺麗な形をしたたこ焼き


食べると口の中に広がる今まで食べてきたたこ焼きとは違う美味しさ


渡｢うわっ！｣

深｢何これ！｣

『たこ焼き』

深｢それは知ってんのよ笑｣

宮｢お店のとは違う美味しさだね｣

渡｢何個でも食べれるわ｣

｢めっちゃ美味いんだけど｣

向｢ゆきこじのたこ焼き舐めたらアカンで！｣

宮｢2人で考えたレシピなの？｣

向｢ゆきちゃんのレシピやで？｣

渡｢じゃあ、ゆきのたこ焼きじゃん｣

深｢康二関係ないし｣

『...後悔しても知らんで？笑』

向｢謝るんやったら今のうちや〜｣


康二がふっかと翔太に絡みに行って焼くのを放置する中、1人で黙々と焼いてるゆき


俺と舘さんが手伝おうとしても大丈夫だと断られた


宮｢1人で大変じゃない？｣

『楽しいからそんなこと思わんかも
1人でやってる方が効率いいし』


確かに1人でとんでもないスピードで作ってるし、見てて気持ちいい


｢ずっと見てられるわ｣

宮｢なんでそんな上手いの？｣

『最低でも月1で作ってるもん』

｢康二と？｣

『そう。コンサートの時とかめっちゃ作る。って言うても前半はじーこ作らんけど』


今みたいにって言いながら完璧に作ることを放棄してる康二を見る


てか、それよりも気になるのが


｢コンサート？｣

『∞さんとかWESTのバックに関ジュつく時のケータリングで作ってる』

｢ふっかには作んないの？｣

『まだ作ってないなぁ』

｢てか、ご飯どうしてんの？｣

『私が作ってる』

宮｢料理得意なんだ｣

『んーん、めっちゃ初心者やから自己流で作ってる』

深｢え、得意じゃなかったの？笑｣

『全然』

渡｢天才じゃん笑｣


ふっかと翔太も会話に混ざってきて話が盛り上がってるとその間に康二とたこ焼きを焼きはじめた

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