笑顔の奥に2

決断 ページ20

滝沢side

『ごめんなさい』


目の前で頭を下げる姿にやっぱりかと思う


聞かされたのは表舞台から消える。と言ってもこれまで多くメディアに出てきたわけじゃない


理由も想像つくが本人から聞きたい


｢理由は？｣

『この1週間めっちゃ悩んで、けど、いろんなこと考えた結果って言うか…理由はいっぱいあるけど、関ジュかSnowManかなんて選べへんし。まぁ、どっちにおっても足引っ張んのはわかってるし。やったらどっちも選ばんっていう選択が1番かなって思いました。ただ、1つだけお願いがあって…聞いて貰えますか？』

｢内容によるけど、何？お願いって｣

『あの、裏で関わらせて頂きたいんです。関ジュにもSnowManにも迷惑かけやん程度に恩返しって言うか、役に立ちたくて。逆に迷惑になるんやったら全然断ってもらっていいんですけど。』

｢それは1人で決めたの？誰かに相談した？｣

『してないですけど…』

｢じゃあ1時間後、グループで話し合ってからまた来な｣

『え？』

｢入っていいよ｣


部屋の前で聞き耳を立ててたであろうSnowManを呼ぶ


深｢気づいてたんですか？｣

｢部屋の前で騒がしいの聞こえてるから。雪乃は気づいてなかったみたいだけどな笑｣

『え、何で？』

｢じゃあ、連れてって話し合ってこい｣

S｢ありがとうございます！｣

渡｢ほら、行くぞ｣

｢え、ちょっと！｣


1時間後に心変わりしてるかなんて分からないけど、小さい時から知ってるからこそ妥協するんじゃなくて納得した上で決断してほしい


逃げるんじゃなくて戦ってほしい


後悔させたくないから


SnowManに入って少し変わってきた姿を見てる分、いい方向に向かってるように感じられた


あいつらなら何とかしてくれる

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