#13 信仰心に潜む危険 ページ14
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カーヴェside
「君はマハールッカデヴァータ様よりクラクサナリデビ様の方が好きなのか？」
そう訊ねてみれば彼女は首を横に振ってノーと答える
スメールの人間で現神を信仰している者は極小数派だ
彼女の信仰心は一体何処から来ているのだろうか、と疑問に思った
「順位を決めれないほどどちらも好き。でも、私は以前クラクサナリデビ様に助けられたような気がするんです」
何だかえらく曖昧な答えだけど、彼女が言うならきっとそうなんだろうと受け止めることした
それに…と言葉を続けるA
「私達は今を生きている、過去の神様に囚われたままでは国は発展しないと思う。
だから私が信仰しているのは現神様、かなぁ」
指に口を当てて考え込むその姿はまだ幼さの残る少女
それなのに考え方は教令院の腐った大人達よりも遥かにまともで将来性があった
「そうか…君の思想はとても素晴らしい」
「ただ、教令院周りであまり現神の話はしない方がいい。
彼ら学者達はまるでいつまでも前妻を忘れられない未亡人のようだからね」
これは君の安全のためでもある、と警告の意味も兼ねて彼女が作った模型を引き出しの奥底にしまった
行き過ぎた賢さは時に身を滅ぼしてしまう
せっかくの作品を否定されたように感じ、悲しげに俯くAを見て明るい話題に切り替えることに
「そうだ、明日は一緒に町に出かけよう！午前中は君に関する正式な手続きを済ませて、午後からは新しい服を見に行くんだ」
お出かけ…？と、彼女の瞳にハイライトが宿り一気に宝石のように輝き出した
この純粋無垢で真っ直ぐな目には一生適わないだろう
「あぁ、ここ最近仕事が忙しかったんだけど、ようやくちゃんとした休みが取れたんだ」
初めて会った時とは違い、すっかりさらさらになった髪を撫でてやるとAは心地良さそうに目を細める
やがてうとうとと瞼が落ちていく様子に気付いて、今日はもう寝るように自室へ促して1日の終わりを迎えた
翌日のデートが楽しみで、遠足前の子供のように寝れなかった情けない僕のことは誰にも内緒の話
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ぽんかん(プロフ) - はじめまして！カーヴェの夢小説を検索していたら辿り着きました！2人の掛け合いやアルハイゼンも口には出さないけどデレデレな所とかカーヴェに至っては全解釈一致すぎて勝手に握手した気分です！きままに更新していただけたら嬉しいです (2023年4月6日 18時) (
レス) @page19 id: d77cfdd6b9 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - ももももももつつつさん» わわ、コメントありがとうございます！夢主ちゃんは新しい出会いの元幸せに暮らして貰います(断言) 応援励みになります！頑張ります (2023年2月6日 15時) (レス) @page12 id: 93ec8e272a (このIDを非表示/違反報告)
ももももももつつつ - う、、泣主人公には幸せになってもらいたいですね泣泣泣更新頑張ってください泣泣泣泣 (2023年2月6日 2時) (レス) @page9 id: 0eb447a2e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無し | 作成日時：2023年2月4日 22時
