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ページ45

カツカツ…




『…』





コツコツ…
 



「…」





『一葉は?』






「もう車に乗っている」






『…何故、一葉を1人にしたんですか』





『貴方はッ』





『貴方は私の隣じゃなくて、一葉の隣にいるべきなんですッ!』






「前から聞いているではないか!何故貴様は僕を樋口の横におこうとする!」







『私は異能力者です。それに、1人でも十分に戦える』






『男を落とす方法も、1人で任務を遂行するための作戦を練る方法も私はしっかりと分かります』






『だけど、一葉は弱いから』






『すぐに怪我をするし、もし異能力者相手になれば勝てる確率はあっても20セント』








『ですから、私よりも強い芥川さんが隣に居ないと…守ってあげないと』







『一葉…呆気なく死んでしまいそうなの』







「…その他に理由があるのだろう」






『…そうですね。ですが、それは芥川さん自身で気づいてあげてください』






…今かけた言葉、私も気がついて欲しいから言ったんだ





一葉が芥川さんの事が好きなことを芥川さんが知って







それと同時に、私も芥川さんが好きだったことを悟ってくれる






そんな展開を期待している自分がいる





だって、私には一葉の様に直接芥川さんに気持ちを伝えられる様な関係じゃない







それに…







告白が成功したとしても






私は芥川さんを幸せにすることは出来ない





家庭を気づくことも





何も…





普通の家族と言うものを知らない





もう今更光になんてならない






でも一葉なら





今からでも光になれる





今もそうである様に





それに子供だって産める





普通の家族を芥川さんに教えてあげられる







芥川さんを幸せにできる





けど






それが私には出来ない





ガチャ





『どうぞ』





車のドアを開ける





芥川さんが乗り込む





ドアを閉めて私も乗り込む





樋口「A?怪我はない?」






『私の心配は無用よ。一葉こそ怪我してない?』






樋口「途中で壁と手が摩擦しただけ」






『そう』






「…」







『芥川さんは体調大丈夫です?』






「僕に心配など不要だ。」







『そうやって強がっているといつか倒れますよ?』







「貴様に言われたくないな」






『…芥川さんは倒れてはいけません。芥川さんが昏睡状態となれば芥川さんの心臓を習いにくる輩が増えます』







「そうか」







『それに』













心配だから






『…なんでもありません』





ガチャ






ポートマフィアについてすぐに車を降りた





『お疲れ様です』

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夢幻泡影(むーにー)(プロフ) - ありがとうございます! (9月1日 23時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
もけもけパウダー(プロフ) - 把握です!無理のない範囲で頑張って下さい! (9月1日 1時) (レス) id: 7338441079 (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影(むーにー)(プロフ) - お知らせ📢 明日から投稿頻度下がると思います。読者の皆様申し訳ございません。出来る限り多く更新していける様頑張りますので、これからもよろしくお願い致します。 (9月1日 0時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影(むーにー)(プロフ) - 抹茶さん» 嬉しすぎるます!!ストーリーの展開はいつも心配なので少し心配が減りました (8月31日 23時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影(むーにー)(プロフ) - もけもけパウダーさん» 樋口ちゃんめっちゃ良い子ですよね! (8月31日 20時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夢幻泡影(むーにー) | 作成日時:2023年8月13日 12時

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