【文スト】芥川さん、私… 2 (ページ43)

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ある日、久しぶりに遊撃隊と動く事になった

なるべく一葉を驚かさないように柔らかい表情で行こうと思い、鏡の前で口角を上げてみる

…

『はぁ…』

やっぱり上手に笑えない

ただ、少しはましかな…なんて

カツカツカツカツ…

『おはようございます』

少しニコっとして見せた

「…変に笑うな。いつも通りの仏頂面の方が幾分かましだ」

『そうですか』

すっと笑うことをやめた

『皆さん、お久しぶりです。訳あって暫く顔を出していませんでしたが今回の任務から少しずつ顔をだそうと思っています』

『生きて帰ってきましょう。貴方達はまだ伸び代がある』

『けど、誰かさんの様に道は間違えないように』

『…これが私に出来る助言です』

「話は済んだか？」

『はい』

「任務に向かうぞ」

車に乗り込む

今回は一葉と芥川さんと同じ車に乗る

一葉の隣には芥川さんが

私は助手席に座る

ブーーーンと車の音が響く

…

『芥川さん…一葉。大きな戦いが始まります』

「急に何を言っている」

『貴方達をお守りします』

「聞いているのか？急に何を」

『ごめんなさい。まだ知らなくてもいいですよ』

「ッ」

樋口「ッA」

『っどうしたの…一葉』

樋口「最近よく倒れてるって」

『あぁ、気にしないで下さい。あれは私の睡眠ですから』

樋口「先程も言っていましたが、何故Aは私と先輩を助けようとするのですか？Aは芥川さんのこt『一葉…』」

『私が貴方達を助けるのは大切だから。幸せになってよね…それが約束』

『今は、私のせいで怖がらせてる』

『けど、このマイナスをプラスにする為に貴方達には幸せになってもらわないといけないの』

「貴様の言う幸せで僕を幸せにできると？」

『おそらく可能ですよ。』

樋口「ずっと言いたかった事があるのA」

樋口「Aは自分より他人を優先する。だからッもっと自分を優先して欲しい」

樋口「もっと自分を大切にしてっ！消えちゃいそうで」

樋口「ずっとAは私よりも前にいるからっ」

樋口「だからっ」

樋口「仲直りしませんか？私がずっとAの隣にいる。私がAを見てる。Aが無茶しない様に」

『…良い友達を持ったな私。ありがとう一葉』

『もう私、一人じゃない』

心の中の闇が晴れた気がした

『やっぱり一葉は私の太陽だ』