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中原「A…すまねぇ」
中原「気づいてやれなかった。助けてやれなかった」
そう頭を撫でていると
グッと頭を掴まれ
『…中也さん』
『上書きしてッ!気持ち悪いのッ』
って酷く怯えた声で言うから
手を出しそうになった
中原「ッ…駄目だ。こう言うのは簡単にはやらねぇよ」
中原「風呂行け」
『…』
『分かった』
Aが風呂に行って暫くしてドアが開いた
『…』
『醜いところお見せしてすみません。それと助けてくださりありがとうございます』
頑張って笑っているつもりなんだろうが笑顔は引き攣って酷い顔だ
中原「なぁ…避妊してっか?」
『病院に行って来ます』
『明日の任務と明後日の任務…私抜きでお願いします。』
『作戦立案所は中也さんの机の上においておきましたから』
中原「なぁ、命令覚えてっか?」
『…はい』
中原「来い」
フラっと立ってフラッと近づいて
ドサっと倒れるように俺の胸の中におさまる
何も話さず背中を撫でる
『ねぇ、中也さん。泣けなくなってしまった』
『わからない。今は混乱しているだけかも知らないから』
中原「なんで、Aばっかこんな目に遭うんだッ」
中原「クソッ!!」
胸の中で寝息を立てるAを強く抱きしめ
まだここにいると、
安心していた
ーーーーーーーーーーーー
次の日も…その次の日も
あの日、Aが言ったようにAは任務に来なかった
そして3日目
コンコンコン
『中也さん。3日も、開けてしまい申し訳ございませんでした』
いつも通りのAの声が聞こえた
酷く安心した
あの日のことが嘘だったんじゃ無いかって
でも、そんな願いは次のAの一言で壊れた
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夢幻泡影(むーにー)(プロフ) - ありがとうございます! (9月1日 23時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
もけもけパウダー(プロフ) - 把握です!無理のない範囲で頑張って下さい! (9月1日 1時) (レス) id: 7338441079 (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影(むーにー)(プロフ) - お知らせ📢 明日から投稿頻度下がると思います。読者の皆様申し訳ございません。出来る限り多く更新していける様頑張りますので、これからもよろしくお願い致します。 (9月1日 0時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影(むーにー)(プロフ) - 抹茶さん» 嬉しすぎるます!!ストーリーの展開はいつも心配なので少し心配が減りました (8月31日 23時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影(むーにー)(プロフ) - もけもけパウダーさん» 樋口ちゃんめっちゃ良い子ですよね! (8月31日 20時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夢幻泡影(むーにー) | 作成日時:2023年8月13日 12時