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太宰「…どうだったかい魔人フョードルは」
『あぁ、酷く人間らしかった』
『今後の脅威とは思えない穏やかさがありました』
太宰「そうかい」
その後は話すことなく時が過ぎた
私はお互いが話さないこの静かな時間も好きだ
親しいけれど深堀はしない
それが私たちのルールでもある
ちょうど良い距離を
コトッ
『明日から仕事が始まるので帰りますね』
太宰「私はまだ此処に残るよ、おやすみ」
『おやすみなさい』
ガチャンッ
カツカツ…
…
家に着いた
久しぶりの家
お風呂に入ってベッドに潜る
ドット疲れの波が来て気がつけば寝ていたよう
次意識が戻った頃には朝になっていて
…
服を着替えてポートマフィアに向かった
コンコンコン
『中原幹部…ただ今戻りました』
ガチャッ!!勢いよく扉が開いて力強く抱きしめられた
中原「良かったッ…もしお前が帰って来なかったらってスゲェ心配だった」
中原「お前も太宰みたいに、音もなく消えちまうんじゃねぇかって」
『私の唯一の居場所はポートマフィアです』
『此処は、私が息をすることを許してくれる』
『それに…大切な人も沢山いますから、守らず逃げるなんてこと出来ませんよ』
中原「Aはいつまで経っても仲間想いだな…だが仲間を思いすぎるのは身を滅ぼすことになるかもしれない。気をつけろ」
『はい』
『帰ってきたことを知らせに来ただけですから失礼します』
そう言って部屋を出た
廊下を歩いて数分
『ッ一葉!』
一葉が前から来るのが見えた
が、一葉は私を見るなり方向を変えて走っていく
私は思わず走って一葉の腕をグッと掴んでしまた
樋口「ヒッ」
『ッごめん』
パッと手を離す
『ねぇ、一葉私が怖いのはわかってる』
『ドア越しでもいい…もう一度しっかり話をしたい』
『いつ…私が…』
『いや…なんでもない』
『このままは嫌なの…話してそれでも嫌なら私を突き放して良い』
樋口「…」
『でもお願い…一葉もう一度私にチャンスをください』
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夢幻泡影(むーにー)(プロフ) - ありがとうございます! (9月1日 23時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
もけもけパウダー(プロフ) - 把握です!無理のない範囲で頑張って下さい! (9月1日 1時) (レス) id: 7338441079 (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影(むーにー)(プロフ) - お知らせ📢 明日から投稿頻度下がると思います。読者の皆様申し訳ございません。出来る限り多く更新していける様頑張りますので、これからもよろしくお願い致します。 (9月1日 0時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影(むーにー)(プロフ) - 抹茶さん» 嬉しすぎるます!!ストーリーの展開はいつも心配なので少し心配が減りました (8月31日 23時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影(むーにー)(プロフ) - もけもけパウダーさん» 樋口ちゃんめっちゃ良い子ですよね! (8月31日 20時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夢幻泡影(むーにー) | 作成日時:2023年8月13日 12時