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ドス「どうでしたか?僕を一週間見張っていて何か収穫はあったのですか?」
『…いいや』
『何も分からなかったよ。やはり、太宰さんを相手しているようなものですね』
『ですが、気がついたことは幾つかありますよ』
ドス「おや?それは」
『まず、貴方が私よりもよっぽど人間味のある方だと言うことですね…もっと悪かと思っていましたが』
ドス「そうですか、僕に人間味があると…変わっていますね貴方も」
『よく言われる。次は、私はまだまだ未熟と言うことですね。まだ伸び代はある、諦めるには早いんじゃ無いかって思いましたよ』
『ですが、貴方に追いつくのは無理そうです』
ドス「いえ、僕は貴方ならかなり僕達に近づけるような気がしますよ?ですが、貴方がこれ以上強くなれば厄介な敵が増えますねぇ」
『一週間邪魔して申し訳なかった』
『私の負けだ』
ドス「そうですか」
『それでは』
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一週間籠っていた地下を出た
空気は澄んでいて太陽が眩しくて
あの澱んだ空気とはまるで違う
こんなに綺麗な横浜の街も
異能力者が揃えばすぐに滅んでしまう
組合…
どうやって阻止しようか
その日は夜まで横浜の街を歩いた
そして夜になりあの場所へ向かった
カランカラン…
お洒落な音楽が流れる
『マスター、いつもの』
〈お久しぶりですね〉
『えぇ』
『太宰さんはよく此処にきますか?』
〈そうですね、此処でいつものお酒をいっぱいゆっくり飲んで店を出て行かれますよ〉
〈その時の太宰さんの表情はやはり穏やかです〉
『そう』
…
…
…
カランカラン…
ギィードサッ
私の隣に誰か座った
それは横を見ずともわかる
『ただいま…太宰さん』
太宰「おかえり…はぁぁぁぁ」
太宰「良かったよ帰ってきてくれて…もぉ心配で心配で入水ばかりしていたのだよ??」
『良かったです、太宰さんが死んでなくて』
『預かっていたもの返せなくなるところでした』
太宰「これ、君から預かっていたものだよ」
コトっと置かれた織田作さんの銃
『では、私も太宰さんから預かっていたものです』
コトっとライターを置いた
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夢幻泡影(むーにー)(プロフ) - ありがとうございます! (9月1日 23時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
もけもけパウダー(プロフ) - 把握です!無理のない範囲で頑張って下さい! (9月1日 1時) (レス) id: 7338441079 (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影(むーにー)(プロフ) - お知らせ📢 明日から投稿頻度下がると思います。読者の皆様申し訳ございません。出来る限り多く更新していける様頑張りますので、これからもよろしくお願い致します。 (9月1日 0時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影(むーにー)(プロフ) - 抹茶さん» 嬉しすぎるます!!ストーリーの展開はいつも心配なので少し心配が減りました (8月31日 23時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影(むーにー)(プロフ) - もけもけパウダーさん» 樋口ちゃんめっちゃ良い子ですよね! (8月31日 20時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夢幻泡影(むーにー) | 作成日時:2023年8月13日 12時