【文スト】芥川さん、私… 2

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『…』







一週間、何をしようか






…








…







カチカチと最近起こった時間の記事を見ているとふと思いついた







…








『魔神フョードル…太宰さんと同等の頭脳を持ちあまり姿を現すことのない完璧な司令塔』









『ハッキングもお手のものってわけか』








所々噂を聞く







ポートマフィア傘下の組織のパソコンに表示されるネズミのマーク








『…魔神フョードル、ほっておくのは危険すぎる』









『だからと言って潜入するのも私よりも遥かに頭が回る、殺されるかな？』








なんて考えたけど









『まぁ良い、何れかは尽きる命それが早まるだけだ』









することが決まった







武器を持った








少量の荷物を纏めた







フョードルが何処にいるかはおおよその予想だが数箇所心当たりがある









魔神フョードルはこの街








横浜の街にいる







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ピーンポン







深夜の一時決して綺麗とは言えないアパートにチャイムが響く








ガチャッ









『…こんばんは』








『太宰さん』







太宰「こんな夜中にどうしたんだい？」








太宰「ッ！？」








『流石太宰さん…もうお察しですか』







太宰「Aちゃん、君は今からどれほど危険なことをしようとしているのか分かっているのかい？」







『勿論です。太宰さん相手に私が勝負を挑むようなことです。負けはほぼ確定ですね』








太宰「なのにッなぜ？」








『私は、太宰さんのように頭が回るわけでもありません。感ですよ』










『このままフョードルを野放しにしておくと横浜が滅びる。織田作さんの生きた町が…』








太宰「だからって危険すぎる！！」








太宰「ならば私もついて行こう」








『いえ…一人で良んです』






『一人で頑張らないと…あの人は振り向いてくれない』








太宰「ッ、きっと他に方法はあるはずだ！頼むよAちゃん…私を置いて逝かないでくれ」







太宰「一人にしないでくれッ」









『太宰さん、私は死ぬ気はありません。太宰さんを一人にするつもりもありません』







『ですが、ただ生きて帰って来れるかは分かりません』








『もし、最悪の状況になれば馬鹿だと私を笑ってください』








太宰「…分かったよ」







『太宰さん…私明日には出発しようと思って』








『それで…』







太宰「良いよ…さぁおいで」








太宰さんに抱きついた







『今夜は一緒に寝たい』








太宰「あぁ勿論さ」

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