検索窓
今日:7 hit、昨日:18 hit、合計:49,346 hit

ページ7

『私は…私は人形です』


中原「ッ!?」


『私は人形なんです。それは変わりません』


『私の傀儡師はポートマフィアの首領である森鴎外様でございます』


『故に、首領に言われたことは命に代えてでもやり通さなければなりません』


『勿論、今回の任務の成功、それから中也さんの護衛』


『もう一つは、』


ーーーーーーーーーーーー

『首領、失礼します』


ガチャ


『お呼び出しにより参りました』


森「おや?早かったね」



森「次の任務でA君に頼みたい事があるのだよ」



『頼みたい…ですか?命令にしてしまえば良いのでは無いでしょうか?』



森「そうだねェ…命令ね」



森「A君はそれで良いのかい?」



『私には自分の意思と言うものがありません、誰かの命がなければ私は何もする事が出来ません。』


『故に、厚かましいお願いですが首領が私に命令を出して下さいませんか?私の進む道を決めて下さい』


『操り人形は傀儡師なしでは動けない』


森「分かった。その話飲もう」


森「ただし、命令を断ること、失敗することは許されるないよ?必ず成功させ給え」


『はい』


森「では、命令だよ。次の任務は絶対に成功させなさい。それから中也君の護衛を頼むよ」


森「最近は大きな戦い続きでね、これ以上不利益を出すにはいかないのだよ、だから死者を出さないようにしておくれ」


森「分かったかね?」


『承知しました』


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『もう一つは…この任務にて死者を一名も出さない事。そうなると私は異能力を使わざるを得ない』


中原「ッ…」


『心の何処かで人間になりたいと願ってしまっていたみたいですね…そうで無いと人形は泣きませんから』


中原「そうか。はぁ…Aの意思は相変わらず硬ェな」


中原「…俺がいつか、俺はいつかAを人間にしてやる。俺の側にいる時だけでもな!」


中原「今回はチットきつく言いすぎた、お前の居場所は俺だ。そのことには変わりねぇ…明日の任務も頑張ろうな」


『はい』

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (104 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
255人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

夢幻泡影(むーにー)(プロフ) - 推し推せさん» 返信遅くなってしまい申し訳ございません!誤字直しておきますね! (8月28日 21時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
推し推せ - あ、間違いました最年少じゃなくて、最少年幹部だと思います! (2023年4月16日 21時) (レス) id: b86dee8da5 (このIDを非表示/違反報告)
推し推せ - すいません。えっと、誘拐犯からのメール内容で最少年幹部太宰治ってなってるんですけど、最少年幹部だったと思います! (2023年4月16日 21時) (レス) @page34 id: b86dee8da5 (このIDを非表示/違反報告)
推し推せ - 夢幻泡影さん» 確かにちょっと怖いですね・・(笑) (2023年4月5日 22時) (レス) @page33 id: b86dee8da5 (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影(プロフ) - ご報告ありがとうございます!強制的にあぶられた…恐ろしすぎる誤字ですね… (2023年4月4日 17時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:夢幻泡影(むーにー) | 作成日時:2023年2月28日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。