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バタッ…
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中原「んー……!!!」
Aが居ねェ…
またどっか行きやがったッ
パッと時計を見る
中原「5時か」
いつもより早起きだった
だが、今はそんなの関係ねェ
一旦、Aを見つけよう
そうなれば行動は速い
寝癖を直して、顔を洗った
服を着替えて家を出た
中原「先ずは…ポートマフィアか?」
車を走らせた
……
ウィーン
〈!!中原幹部!おはようございます〉
中原「おはよ。…あのさA見なかったか?」
〈Aさんなら、深夜2時位にここにきて、その時間帯に動いている部隊の応援に行きました〉
中原「その部隊の班名は?」
〈〇〇班と××班、それから遊撃部隊で芥川遊撃隊長がいる班に…〉
中原「そうか、助かった」
〈はい!〉
となるとAはきっと芥川に会っている
中原「芥川んとこ行くかぁ…」
芥川はいつも早くにポートマフィアにくる
仕事熱心な奴だ
時刻は気がつけば6時速ェもんだ
コンコン
中原「芥川ーいるか?」
ガチャッ
「中也さん。今日は早いですね」
中原「聞きてぇ事があってよ」
「聞きたいこと…ですか?」
中原「おう…昨日任務中にAはきたか?」
「はい。任務中にきて構成員の怪我の治療を…その後の家で母についての話を聴きましたが…」
中原「!そうか…ならAは芥川の家にいるんだな?」
「…Aなら帰ると言ってでて行きました」
中原「芥川。Aはあの日以降芥川達の家を出たまま帰って来ねぇのかよ」
「ッはい」
中原「逃げんな芥川。しっかりと向き合え」
中原「ポートマフィアの構成員は常に明日がないと思え、手遅れになる前に、後悔する前にもう一度しっかり話し合え」
「ッ!ですが、僕が酷い扱いをしてきたが故に合わせる顔がありませぬ」
中原「んじゃいつまでもクヨクヨすんのか?芥川」
「ッ…」
中原「…俺はAを探しに行ってくる」
中也さんがAを探しに行った後も僕はその場に立ちすくんで動けなかった
中也さんの言う通りだからだ
兄として失格だな…
Aはしっかりと母親の死のことを話してくれた
なのに僕は何にも向き合えないでいる
「…仕事に戻るか」
Aと向き合うのはまだもう少し時間が欲しい
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夢幻泡影(むーにー)(プロフ) - 推し推せさん» 返信遅くなってしまい申し訳ございません!誤字直しておきますね! (8月28日 21時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
推し推せ - あ、間違いました最年少じゃなくて、最少年幹部だと思います! (2023年4月16日 21時) (レス) id: b86dee8da5 (このIDを非表示/違反報告)
推し推せ - すいません。えっと、誘拐犯からのメール内容で最少年幹部太宰治ってなってるんですけど、最少年幹部だったと思います! (2023年4月16日 21時) (レス) @page34 id: b86dee8da5 (このIDを非表示/違反報告)
推し推せ - 夢幻泡影さん» 確かにちょっと怖いですね・・(笑) (2023年4月5日 22時) (レス) @page33 id: b86dee8da5 (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影(プロフ) - ご報告ありがとうございます!強制的にあぶられた…恐ろしすぎる誤字ですね… (2023年4月4日 17時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夢幻泡影(むーにー) | 作成日時:2023年2月28日 17時