【文スト】芥川の妹は。。 3

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ガチャッ




『ハァ…ハァ…ヒュッ』



期待しているよ




『ヒュッ…ヒュッ』




怖い





？？「…か」




『ヒュッ…ヒュッ』




？？「…夫…か？」




怖い




？？「A！」




『ッ！…中也さん』




中原「大丈夫かよ…顔色も悪りぃし、過呼吸だ。一旦落ち着こうぜ」




『はい』




中原「吸ってー…吐いて…吸ってー…吐いて…」




…




『ふぅ…』





中原「大分落ち着いたな…首領と何があった？」





『…何も…ありません』




中原「そうか、無理に深くは立ち入らねぇよ。」





中原「Aが言いたくなったら言ってくれ」





中原「帰るぞ…」




コツコツコツコツコツコツ…





『中也さん』




コツコツ…




中原「ん？」




『私は何故期待されるのでしょうか…中也さんは、私に期待していますか？』




中原「…期待してる。」



『ッ…』




ギュッと拳を固めた




怖い





その続きが怖い




聞きたくない


…














中原「だが、その期待を押し付けるつもりはねェ」





『っへ？なん…で…』





中原「期待を押し付けるなんざ、逆効果だ。重度な焦りそれからストレス、その他にも沢山ある。期待を押し付けて良いことなんか一つもねぇよ」





中原「それと、何でAが期待されるか…だな」





中原「それはな、戦闘能力、戦略作成、指示力、異能力…Aは気がついてねェみたいだが…どれも期待するにあたる位の優れた能力を持ち合わせてるんだよ」





中原「そりゃ、ヒーロー番組で強いヒーローが出たら今後の活躍に期待するだろ？それと一緒じゃねぇか？」





中原「そこまで重く考えんな…期待に応えるか答ねぇかはAが決めれば良い。重く考えすぎてんと、いつか圧につぶされるぞ？」





『……』





中原「今日も疲れたろ？早く帰って寝ようぜ」





『ッ…はい！』





やはり、中也さんは何処までも優しい





どんな状況でも仲間を考え行動する





見捨てない…切り捨てない





他人に任せない。自分自身で行動する






私にはないもの…






お兄さんが認めた人は何処までもすごい





手なんか届かない






『いつか…その手を掴み取りたい』





私のそんな呟きは静寂な廊下にすいこまれていった

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