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『お母さんは、父親の暴力から私を逃すために部屋に閉じ込めた』
『父親とあまり会わなかったのは、お母さんが意図的に私と父親を会わせなかったから』
『暴力を振るわれたのは、父親に殴られるよりお母さんが私を殴る方が軽症ですむから』
『お母さんが私達を捨てたのは、この家庭から私達を逃すため』
『お母さんが離婚と再婚を繰り返したのは、今の父親から逃げて、私達を普通に育てられるように』
『お母さんは…私達を守りたかっただけなのに…』
ポタポタ
『私は、お母さんの優しさに気づくことが出来なかった…』
『私はお母さんを殺した』
『太宰さん…私はどうすれば良い？この罪悪感から逃げ切る方法はあるのでしょうか』
太宰「…罪悪感なんて必要ないよ。」
『どうして？』
太宰「確かに、君の母親は光の世界に住んでいた。だけどね、Aちゃんに暴力を振るったことには変わらないのだよ。」
太宰「君を捨てる以外にも父親から君を救い出す方法は山程あった筈さ」
太宰「Aちゃんのお母さんは、君を愛していた筈だよ。でもね、Aちゃんを嫌っていたことも事実だよ」
『ッ…』
太宰「君を百パーセント愛していたなら、あれだけ酷い暴力も、暴言も、君を殺そうとすることも、君を捨てることもなかった筈さ。」
『余りにも矛盾しています』
太宰「そうだよその通りだよ。Aちゃんのお母さんは君が愛おしいけれど、それと同じくらい嫌いだった。その矛盾に苦しんでいた筈だよ」
『…』
ザァーザァー…
『随分と暗くなりましたね』
太宰「ふふっ…かなり話し込んでしまったようだね」
太宰「今頃、中也は必死になってAちゃんを探しているよ」
太宰「だから、もう少しだけここにいよう」
『…分かりました』
ザァーザァー…
？？「やっと見つけた！！A！勝手に何逃げ出してやがる！」
『申し訳ございません』
中原「まぁ良い。気分転換と蹴りをつける為だよな。さぁ帰るぞA……ッて太宰！！何でこんな所にいやがる！」
太宰「考えて分からないのかい？やっぱり脳筋だね」
中原「ア"ァ？ふざけんな！！分かるはそんくらい！」
太宰「はいはい…」
中原「クッソムカつく野郎だぜ…さっさと帰るぞA」
『はい』
太宰「中也…」
コソコソコソコソ
中原「！！まじか」
『？』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
太宰「このまま行けば、Aちゃんは遅く無いうちに幹部補佐まで上り詰めるだろう…それだけの実力がついたのだよ…」
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夢幻泡影（むーにー）(プロフ) - 推し推せさん» 返信遅くなってしまい申し訳ございません！誤字直しておきますね！ (8月28日 21時) (
レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
推し推せ - あ、間違いました最年少じゃなくて、最少年幹部だと思います！ (2023年4月16日 21時) (レス) id: b86dee8da5 (このIDを非表示/違反報告)
推し推せ - すいません。えっと、誘拐犯からのメール内容で最少年幹部太宰治ってなってるんですけど、最少年幹部だったと思います！ (2023年4月16日 21時) (レス) @page34 id: b86dee8da5 (このIDを非表示/違反報告)
推し推せ - 夢幻泡影さん» 確かにちょっと怖いですね・・（笑） (2023年4月5日 22時) (レス) @page33 id: b86dee8da5 (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影(プロフ) - ご報告ありがとうございます！強制的にあぶられた…恐ろしすぎる誤字ですね… (2023年4月4日 17時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢幻泡影（むーにー） | 作成日時：2023年2月28日 17時
