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『ッ！！』
ーーーーーーーーー
速い。避けられない
『グガハッッ！』
中也さんの重たい拳がお腹に直撃する
ドゴゴゴゴッ
数十メートルくらい吹っ飛んだだろうか
木に叩きつけられて私の体は停止した
前を向くと物凄い勢いでこちらに向かってくる中也さん
早く体勢を立て直さないと
このままでは一方的に攻撃をくらうだけ…
『クッ…』
今ので肋骨は数本折れただろ
この戦い、中也さんを殺す事は許されない。
勿論、他の構成員を呼ぶ事もできない。
死者が多数出るからだ。
そうなると私は、中也さんの攻撃を避けながら中也さんを気絶させるか、中也さんに異能をかけている張本人
私の、私たちのお母さんを殺すしか方法は無い
中也さんは私の師匠であるお方だ。
私の体術は中也さんが教えてくれた
中也さんは私よりも遥かに強い、それは異能力を使わなくても
異能力を使用している今、中也さんに届く攻撃は無い
となると、中也さんを傷つけずに気絶させる事はほぼ不可能
お母さんを殺す方が可能性は見える
ただ、お母さんを守る中也さんの目をどう潜り抜けるか…
『ッ！』
遠方から飛んできた岩を避ける
次々と重力で粉々にされた地面が銃弾のように飛んでくる
『クソッ…』
一度、木の影に隠れることにした
シュンシュンシュンシュン
これじゃお母さんに近づくことすら出来ない
『そうだ』
プルルルル…プルルルル…
？『どうしたのかね？今は任務中じゃぁ』
『首領。中也さんが敵異能力者の異能にかかり操られてしまいました』
森「…」
『このまま私が中也さんを止められなければ、おそらく中也さんは敵組織の一員になってしまう恐れがあります』
森「それは避けなくてはならない事態だよ」
『はい、その通りでございます。この命を燃やし全力で中也さんを止めにかかりますが、最悪の場合の為に強力な異能力者w』
『グハッ！！』
口から血が吐き出た
カタンッ
携帯が私の手から滑り落ちた
森「！！A君！？聞こえるかい！？A君？」
電話の向こうで聞こえる音は中也君の攻撃音、大地が崩れる音、それからA君が殴られる痛々しい音
『中也さん！しっかりしてください！貴方はポートマフィアの幹部です！お母さんの駒なんかじゃ無い！！』
中也君を正気に戻そうと必死なA君の声が聞こえた
そのあと
ツーツーツー
電話は途切れた
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夢幻泡影（むーにー）(プロフ) - 推し推せさん» 返信遅くなってしまい申し訳ございません！誤字直しておきますね！ (8月28日 21時) (
レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
推し推せ - あ、間違いました最年少じゃなくて、最少年幹部だと思います！ (2023年4月16日 21時) (レス) id: b86dee8da5 (このIDを非表示/違反報告)
推し推せ - すいません。えっと、誘拐犯からのメール内容で最少年幹部太宰治ってなってるんですけど、最少年幹部だったと思います！ (2023年4月16日 21時) (レス) @page34 id: b86dee8da5 (このIDを非表示/違反報告)
推し推せ - 夢幻泡影さん» 確かにちょっと怖いですね・・（笑） (2023年4月5日 22時) (レス) @page33 id: b86dee8da5 (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影(プロフ) - ご報告ありがとうございます！強制的にあぶられた…恐ろしすぎる誤字ですね… (2023年4月4日 17時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢幻泡影（むーにー） | 作成日時：2023年2月28日 17時
