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『お二人は兄弟…なんですか?』





ナオミ「そうですわ!ね!お兄様!」





谷崎「はい。兄弟なんですよ」






中島「僕も最初は驚きましたよ」






ナオミ「Aさんにもご兄弟が?」






『いえ、ですが大切な人はおりました』






そんな会話を遮り凛とした声が聞こえた







??「ここです」






確か名前は…






『樋口さん、ここ袋小路ですよ?』


















樋口「そうです。少々貴方達を試しさせて頂きました」







谷崎「ッ!ポートマフィアッ」
















樋口「芥川さん。探偵社を捕らえました」





谷崎「芥川ッ?!」






『ぇ…』






谷崎「Aちゃん!淳くん!ナオミ逃げるよ!!」






そう手を掴まれたが私は動けなかった






芥川





それは確かに龍之介さんの苗字






でも






同じ苗字の人なんて少なからず数人はいる筈







中島「Aちゃん!!」






『…ぁごめんなさい』







『先に逃げてください。お願いします』






谷崎「ッ行くよ!!敦君!ナオミ」







そう2人の手を引いて走って行く






中島「ッでも」






そう心配そうに私を見つめる敦さんに、にこりと微笑んだ






その後3人は谷崎さんの異能、細雪に溶けて消えた







樋口「チッ、逃げられたかッ」








樋口「さて、貴方だけで芥川さん相手に何ができると言うのですか?」






樋口「人虎でない故にここで私が殺します」





ーーーーー殺して欲しいのか?ーーーーーー






過去の龍之介さんの言葉が頭に流れ自然と口に出た






『別に…好きにしてください』






樋口「っな!死ぬのが怖くないのですか」






カチャリとおでこに銃を当てられる






『怖い怖くないって…別にどうでもいいんです』







『いつか死ぬ。それが早まっただけですよ』






樋口「そうですか…なら」






カチャッ














シュルッ!!







『ッ!』







黒布が私を縛り上げた






そんな…






そんな筈ッ





「ゴホッ…ゴホ」






でも聞こえる咳の音に涙がポタポタと溢れた







「樋口、逃したのか?」






「捕らえたのは此奴1人だけか」






樋口さんの後ろから見えた





目が合った





やっぱり






『龍之…介…さッ』






涙が止まらない



 


龍之介さんは私を見て固まっている







『貴方にッ会いたかったッ!!』

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夢幻泡影(むーにー)(プロフ) - 猫春#ねこはるさん» 読んでもらえてとっても嬉しいです!舞い上がってますw最初とその後の切り替え凄いですよね、ややこしい事になってしまいすみません…と思いながら優しい太宰さんも怖めな太宰さんも好きなので書いてしまいました (12月24日 21時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
夢幻泡影(むーにー)(プロフ) - 来世は推しと生きたいさん» ありがとうございます!次回作は芥川さんから一度離れてみようかと思い別の人物に手を出してしまいました。毎作品、最後まで読んでくださり本当にありがとうございます! (12月24日 21時) (レス) id: fd232344cc (このIDを非表示/違反報告)
猫春#ねこはる - 取り消します。死ぬほど優しかったです(((今読んでる最中の人 (12月24日 17時) (レス) @page11 id: f169115c31 (このIDを非表示/違反報告)
猫春#ねこはる - 太宰さんが怖すぎて好きです (12月24日 17時) (レス) @page7 id: f169115c31 (このIDを非表示/違反報告)
来世は推しと生きたい - 完結おめでとうございます!!何度も主様の作品に泣かされました…本当に感動物です。私は芥川推しなのですが,主様の書く原作を保ちながら優しさを少しずつ見せる感じがすごく好きです。あと夢主ちゃんの性格も毎回好きです!次回作も読ませて頂きます! (12月24日 17時) (レス) @page44 id: 3324b2c332 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夢幻泡影(むーにー) | 作成日時:2023年10月16日 0時

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