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噂 ページ4
ミーンミンミンミン…
太陽かジリジリと私達を見下ろしている
チクチクと日光が刺さる
川に飛び込みたいほどの暑さ
今日も私達は荒覇吐について情報を探している。
『あぁ〜!暑いよ!暑すぎる!!』
「ちっとは静かにしろ!暑いのは手前だけじゃねぇての!!!」
『静かになんて無理だよ〜暑いのに黙っとけって言うの〜?!何か話しておかないと頭が可笑しくなっちゃうよ!』
「わぁたよ…じゃぁ影に行ってちっと休憩するか…」
『中也の癖に気が利く〜』
「癖にって何だよ!!アァァァァ?」
いつも私達はこんな感じだ。
何やかんや話しているうちに到着した
影が多い擂鉢街だ。ただ日光があまり当たらないからなの
か、擂鉢街に住んでいる人の家が多いからなのか、あまり日光は届かず陰気な雰囲気をまとっている。
擂鉢街は貧民街だ。
今にも餓死してしまいそうな人なんて山ほどいる。
良い品を身に着けていたら盗まれるかもしれない。
空気も良くない。そんな場所だ。
こんなところに普通人は滅多に立ち入らない。
だが…
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作者名:夢幻泡影(むーにー) | 作成日時:2022年8月11日 8時