【文スト】羊と羊の女王 (ページ13)

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羊ページ13

「白瀬?よくここがわかったな」

ドクドク…

白瀬「謝ろうと思ってさ。あの後俺達も反省したんだ。」

ドクドク…
何だろうかこの冷や汗は。

白瀬「今回の事で良く分かった」

ドクドク…段々と速くなっていく鼓動

白瀬「羊の問題点がね…」

　
ドクドク…ドクドク…

白瀬「それで、皆で話し合って解決方法を決めた」

　
ドクドク…

「お前達が決めたなら俺は…」

ドクッッ!!!
世界が停止したように思えた。
私だけが動いているように思えた。

気づけば動く身体。
中也後ろに突き飛ばした。
その瞬間

グサッッ!!!!
肉を切り裂く音がした。

『ッ!!!!!!』

ポトッ…ポトッ…ポタッポタッ

『ハァッ…ハッ……… クソッ…』

そうか。これだったんだ胸騒ぎの予感は…

何故だろう上手く立てない。
身体が痺れて言うことを聞いてくれやしない。

『まさか…』

ドサッ
私は地面に崩れた。

「おい!A!!!」

中也が駆け寄って支えてくれた。

「白瀬手前…」

白瀬「心底油断しているときに視界の外から攻撃するそうすれば、重力を使う暇もない。そうだろ?中也…」

白瀬「ホントは中也を刺そうと思ったんだ。だけどAが中也を庇った。」

白瀬「まぁ… Aも厄介だったしこれでいいんだ」

「何のつもりだ」

まだ収まらない…冷や汗と嫌な予感

『中也……中也…』

「どうしたA。ちょっと待ってろすぐ手あt『速く…速く…此処から離れて』」

そう、白瀬に聴こえないように伝えた

「あ?」

『私を置いて此処から離れて…』

「んな事!!」

中也の腕の中から立ち上がろうとする
でも思うように力が入らない

ドサッ

膝をつく

白瀬「余り動かない方がいいぜ…刃にサッソウザイを塗ってあるからな」

『この通り…私は動けないだから!はやk「だから一緒此処を離れるんだろうが!」』

「俺だって手前位おぶれる!!」

『違うの！中也速く速く!!お願い…中也』
　

『カハッ!ゴホッゴホ』

ポタポタと血を吐いた

真っ先に狙われるのは恐らく中也

その次が私だろう…

中也は優しい

だから。

羊の仲間を傷付けずに済む解決策を見つけるまで話し合うだろう。

どんな攻撃を受けても相手を傷付けないだろう。

そんなことをしていたら中也が危ない

仲間思いな所が中也の弱点だろうか

私の予想…羊以外にも誰か来ている