保育園入ってないの忘れてた。 ページ4
必死に私を説得させ帰らせようとする3人の後ろからオールフォーワンが出てきた。
｢おやおや、君が無個性の…｣
おぉ本物迫力あるな…だが、怖気付いてらんないぜ！！
｢初めまして。華喰Aです。早速ですが、両親と兄は渡しませんよ。｣
内心と別人だって？そんなもん演技じゃボケェ
｢初めまして。丁寧な自己紹介をありがとうよく話は聞いているよ。私はオールフォーワンというものだよ。しかし……はて？渡さない？何のことだか…｣
｢とぼける気ですか｣
｢いや、とぼけるも何も…あぁ、君は勘違いしているみたいだね。｣
な、なぬ！？かん、違いだと…！？え、敵連合に入ろうとかしてるんじゃなくて？？？え？
｢A、君の両親とお兄さんはね。君の(ﾊﾞｼｨｯ ……痛いじゃないか｣
え…………え？今3人同時にオールフォーワン殴った？大丈夫？個性奪われない？？えぇ？どゆことよ！？頭パンクしそう何だけど！？
まぁまぁ1度落ち着こうじゃないか自分。そうそう落ち着いて落ち着いて。でもじゃあなんで此処に兄ちゃん達居るんだろう。だってここ、敵の基地でしょ？何でだろ？
｢おい、お前何でそれ知ってんだ。｣
死柄木、死柄木が喋っとるーーーー！！ってえ？なんか言ったっけ？
｢何で俺らが敵ってことを知ってんだって言ってんだよ。｣
ま、まさか、あの時口に出していたのかァァァァ！！！口が滑ったァァァァァァ！！！！！あかん！私死ぬ！！泣いてい？泣いてい！！？もう泣くね！？
｢いや、雰囲気で何となく…｣
｢…ふぅん｣
の り き れ た ！！！！！視界の端でパパん達がオールフォーワン怒ってるとか知らない。見えてない。聞こえない。
｢初めまして、華喰Aさん。私は黒霧と申します。こちらにどうぞ。｣
そう言って案内してくれたのは、カウンターの椅子の上だった。私が座ったときには、机にはお皿に乗ったベリーケーキらしきお菓子と、オレンジジュースが置かれていて、相向かいにはグラスを拭きながら此方を見ている黒霧さんが居た。
…何だこの紳士対応。いや、まるでお嬢様になった気分だから黒霧さん執事だ。前世じゃ黒霧ママとか言ってたのに！！カッコよすぎか！惚れてまうやろ！
｢どうぞ、召し上がり下さい。｣
｢ありがとうございます。頂きます。｣
その後、ケーキとジュースを美味しく頂き、家に帰った。めっちゃ美味しい。店で売れるレベル。
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作者名：推しが尊い | 作成日時：2019年7月21日 0時
