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「オイ杉本！
お前が犯人の筈がない。だから早く銃を渡せ！」
だが箕浦の願いも虚しく杉本巡査は
自身の腰に付いているホルスターの中から拳銃を取り出し
「く、来るな！これ以上来たら此の女を撃つぞ！！」
そしてジャキッと御阿礼の米上に銃口を当てて人質にする
「御阿礼さん！」
「止めろ！」
敦や箕浦を含む人は焦っているが太宰や乱歩
人質にされている真っ最中の御阿礼は動揺などはしていない
ハァと溜息を吐くと御阿礼の容姿が少し変わってゆく
ツリ目気味の瞳から半開きの瞳に変わり
胸辺りには複数のコードで繋がれた赤い目玉が現れた
恐らく此れも彼女の異能力なのだろう
「杉本巡査…──『▅▇█▆▇█』」
「な、！」
御阿礼は杉本巡査にだけ聞こえるように何かを呟いた
謎の六文字の言葉を聞くと目を見開く杉本
「覚らせて頂きました
あと…少し痛いと思います」
御阿礼は済みません。と謝り
杉本の手首をサードアイの軸で巻き付き地面に押し倒す
そして杉本が倒れ込むと両腕を念の為掴み背中に座って締め上げた
(速ッ！？)
そう此の時間は５秒すら掛かっておらず
余りにものの速さに敦は目を点にする
「やるねぇ」
「社長に教わりましたから」
「放せ！僕は関係ない！」
太宰と雑談をする御阿礼とは打って変わって
杉本は威勢よく抵抗をした
「逃げても無駄だよ
犯行時刻は昨日の早朝。場所はここから140米上流の造船所跡地」
「なっ、何故それを……！」
「そに行けばある筈だ
君と、被害者の足跡が、消しきれなかった血痕も」
「どうして……バレるはずないのに……」
絶望の表情をする杉本の肩にトンと手が乗る
乗せたのは冷静の様な悲しんだ表情をし空いた手には手錠を持っている箕浦だった
「続きは職場で聞こう
お前にとっては……元職場になるかも知れんが」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
【１１点のサトリ妖怪】
・御阿礼の異能力の一つ
・簡単に云うと“心を読む程度の能力”
・地霊殿に住む嫌われ者のサトリ妖怪
〈効果〉
・異能を発動すると胸辺りにサードアイが現れる
・その第三の瞳で相手の心を読む
・相手のトラウマを思い起こせ精神攻撃も可能
・読める心は表層意識に限られるらしい
・心を読めるのは最高で五分間
「原作とは違い少々オリジナルを入れています」
【５章１１話】Murder on D Street ページ12
「オイ杉本！
お前が犯人の筈がない。だから早く銃を渡せ！」
だが箕浦の願いも虚しく杉本巡査は
自身の腰に付いているホルスターの中から拳銃を取り出し
「く、来るな！これ以上来たら此の女を撃つぞ！！」
そしてジャキッと御阿礼の米上に銃口を当てて人質にする
「御阿礼さん！」
「止めろ！」
敦や箕浦を含む人は焦っているが太宰や乱歩
人質にされている真っ最中の御阿礼は動揺などはしていない
ハァと溜息を吐くと御阿礼の容姿が少し変わってゆく
ツリ目気味の瞳から半開きの瞳に変わり
胸辺りには複数のコードで繋がれた赤い目玉が現れた
恐らく此れも彼女の異能力なのだろう
「杉本巡査…──『▅▇█▆▇█』」
「な、！」
御阿礼は杉本巡査にだけ聞こえるように何かを呟いた
謎の六文字の言葉を聞くと目を見開く杉本
「覚らせて頂きました
あと…少し痛いと思います」
御阿礼は済みません。と謝り
杉本の手首をサードアイの軸で巻き付き地面に押し倒す
そして杉本が倒れ込むと両腕を念の為掴み背中に座って締め上げた
(速ッ！？)
そう此の時間は５秒すら掛かっておらず
余りにものの速さに敦は目を点にする
「やるねぇ」
「社長に教わりましたから」
「放せ！僕は関係ない！」
太宰と雑談をする御阿礼とは打って変わって
杉本は威勢よく抵抗をした
「逃げても無駄だよ
犯行時刻は昨日の早朝。場所はここから140米上流の造船所跡地」
「なっ、何故それを……！」
「そに行けばある筈だ
君と、被害者の足跡が、消しきれなかった血痕も」
「どうして……バレるはずないのに……」
絶望の表情をする杉本の肩にトンと手が乗る
乗せたのは冷静の様な悲しんだ表情をし空いた手には手錠を持っている箕浦だった
「続きは職場で聞こう
お前にとっては……元職場になるかも知れんが」
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【１１点のサトリ妖怪】
・御阿礼の異能力の一つ
・簡単に云うと“心を読む程度の能力”
・地霊殿に住む嫌われ者のサトリ妖怪
〈効果〉
・異能を発動すると胸辺りにサードアイが現れる
・その第三の瞳で相手の心を読む
・相手のトラウマを思い起こせ精神攻撃も可能
・読める心は表層意識に限られるらしい
・心を読めるのは最高で五分間
「原作とは違い少々オリジナルを入れています」
【５章１２話】Murder on D Street→←【５章１０話】Murder on D Street
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作者名：えぼし | 作成日時：2022年4月1日 9時
