医者と幼女の超人社会ライフ〜漸〜【ヒロアカ×文スト】 (ページ20)

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四十八人ノ幼女ページ20

ー三人称視点ー

「こういうタイプだった。くそう！！！」

「イミなかったな！」

バス内に、飯田の悲痛な叫びが響いた。

飯田の隣に座っている鷗外は不憫に思ったのか、彼の肩にポンッと、手を置く。

「大丈夫。そんなに落ち込む事はないよ」

「森くん…」

「この構造ってことは、なんとなく判っていたから」

「森くん！？」

前言撤回。

全く不憫に思っていなかった。

寧ろ、悲しんでるのを見たかった可能性まであるぞ。このドSロリコン←

「ねぇ、鷗外ちゃん。
さっきから、ずっと気になってた事があるのだけれど……聞いてもいいかしら？」

「嗚呼、どうぞ蛙吹君」

鷗外の斜め前に座っている蛙吹が話しかける。

「梅雨ちゃんと読んで。私、貴方と友達になりたいの」

「分かったよ梅雨ちゃん。

………で、いいかな？
アハハ。あまり慣れていないから照れるな」

「ケロ、ありがとう鷗外ちゃん。嬉しいわ」

「ひゃー顔がいい！」

「大人っぽい顔から出るテレ顔…！」

「ギャップ萌えだー！！」

ロリコン・変態・変人であまり言われていないが、この身体
は文スト森鴎外そのもの。(数十年位若返っているが)

つまり顔がいい！イケメンなのだ！！

初見でクールに見られがちな鷗外のテレ顔を見て、女子達はキャッキャ…と騒いでいる。

しかし、一人だけその会話に衝撃を受けている人がいた。

「リっ君が……普通に人と話してる！？」

そう。幼馴染＿＿＿＿緑谷出久だ。

昔から変人行動を、身近で見てきた彼にとって、鷗外が穏やかに人と話しているのが想像できない。

それに、鷗外の外面モードを見たことなかったのも原因だろう。

「ちょっと、出久君〜〜？それは一体どういう事かな〜？」

「ち、違うよ！これはその…言葉の綾というか！」

「ふぅ〜〜ん？」

「それで聞きたい事はね───」

「あ、続けるンだ」

蛙吹は首を傾げると、鷗外の膝の上に目線を向ける。

「鷗外ちゃんと、この子は一体どういう関係なのかしら？」

「「「(つ、梅雨ちゃん言ったーー！？)」」」

✄--------------- ｷﾘﾄﾘ ---------------✄
修学旅行から帰ったと思ったら、すぐ定期テストあるのなんなんだろうね？

はしゃいで疲れてるのよ。此方は。

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