医者と幼女の超人社会ライフ〜漸〜【ヒロアカ×文スト】 (ページ16)

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四十四人ノ幼女ページ16

バスの近くで待っていると、着替えが終わったA組の人がやってくる。その中には出久君もいた。

……そうだ。後ろから驚かせば面白いのでは？

抜き足差し足忍び足で出久君の後ろに忍び寄って＿＿＿

「わっ！」

「うわぁ！？」

「やぁ出久君。面白くなる悲鳴をどうもありがとう」

「り、リっ君！」

「あ！この前の！！」

「もう！話しかけるなら、普通に話しかけてよ！！」

「ごめんね。でも楽しいから」

「ぜ、全然反省してない！」

反省？ナニソレオイシイノ？

私達が騒いでいると、それに気づいたクラスメイト数人が集まってきた。

いかにも雷属性なピカチ○ウ男子。全身ピンクな角女子。長い髪の毛を、腰辺りで蝶結びにしているカエル女子。

……あの髪型いいな。

エリスちゃんとエリちゃんに似合う。絶対似合う。

こんどのファッションショーでその髪型しようかな。頑張ってね玄野君。

「わー！誰誰？？」

「誰だこいつ？緑谷の知り合いか？」

「あ、うん。彼は────」

「普通科所属、森鷗外。
今回はサポートとして、同行してもらう事になった」

「「「相澤先生」」」

相澤先生が後ろから歩いてきて、私にアイコンタクトを送る。

あーーはいはい。手短に自己紹介しろって意味ね。分かります。

合理的思考は私も好きだよ。長々と話されて、自分の時間が潰れたくないからね。

でも！昨日の事は根に持ってるからね！！

なんだろう…なぜだか、気に入らない……………あ、そうか青の時代の森さんと一緒だからか！

同族嫌悪ね！納得！！

……そんな事は一先ず、置いといて。

「始めまして。私の名前は森鷗外。
個性は『ヰタ・セクスアリス』詳細はその内分かるよ。今回は医者として君達の怪我を治療しにきた。宜しくね」

「え、医者！？」

「同い年だよね…？医者免許って取れるの？」

……と、反応は様々だった。

でもヒーロー科には明るい子が沢山いる。私に友好的だった。

ただ一人を除いては＿＿＿

「はぁぁぁあ！？誰がロリコン野郎の治療なんて受けるか！」

「おい、爆豪！」

「うるせえ。黙ってろ！
そもそも、治癒個性でもねぇんだからテメェの治療は応急処置でしかねぇ」

「たしかに私の治療は応急処置でしかないだろう。そんなに私の治療を受けたくないなら、好きにすればいい。
だが、これだけは言わせてくれ。

────私だって好きで来てる訳じゃないんだよ」

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