【２章４話】或る爆弾 ページ14
｢や、ややややめなさーーい！親御さんが泣いてるよー！！」
「な、何だアンタっ」
(ひいい怖い！怖い！)
当然。御阿礼のお願いを断れる事もなく
新聞を丸めて の様な形にし震えながらも爆弾魔に止めようと説得する敦。
敦は武装探偵社に通りがかった新聞配達員という設定だ
「ぼぼ、僕は、騒ぎを聞きつけた一般人です！いい生きていれば好い事あるよ！」
「誰だが知らないが無責任に云うな！みんな死ねば良いンだ！」
「ぼ、僕なんか孤児で家族も友達も居なくて。
この前その院さえ追い出されて、行くあても伝手も無いんだ！」
「え……いや、それは」
敦の言葉を聞いた爆弾魔は予想外の反応だったのか少し怯んでいる
だが敦の説得はまだ終わらない
「害獣に変身しちゃうらしくて、軍警にバレたら多分縛り首だし。
とりたてて特技も長所も無いし。誰が見ても社会のゴミだけど。
それでもヤケにならずに生きてるんだ！！だ、だだだから」
そう云いながら爆弾魔に、じりっと近づく敦
先程まで、あんな威勢良く話していた雰囲気の違う爆弾魔に
人質に捕われているナオミも少し呆れている
(敦君。駄目人間の演技、上手いなぁ……)
(半分演技じゃなくて素なのでは？)
「ね、だから爆弾捨てて、一緒に仕事探そう。」
「え、いや、僕は別にそういうのでは」
「手帳の頁を消費うからムダ撃ちは厭なんだがな………！
『独歩吟客』」
そう云って国木田は自身の手帳に文字を書き込み、ビリッと頁を破く
「手帳の頁を────鉄線銃に変える」
そして破かれた頁が鉄線銃に変わり
国木田は爆弾魔に構え銃を撃つ
その的確な狙いで爆弾魔の手から爆弾のスイッチが離れる
「なっ……」
「確保っ！」
太宰の言葉と同時に一瞬で爆弾魔の傍に現れる御阿礼
ピンッと頭にデコピンをするが、その威力は途轍もなく吹き飛び
その倒れた身体に御阿礼は馬乗りをし、無事に爆弾魔は確保された。
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えぼし(プロフ) - 返信遅くなってすみません。初心者の作品を見てくれて此方こそ有難うございますです。 (2022年4月30日 19時) (
レス) id: 0e1ad52da6 (このIDを非表示/違反報告)
いか - 東方と文ストとか言う最高のクロスオーバーありがとうございます好きです (2022年4月30日 18時) (レス) @page1 id: fe2c98bf5f (このIDを非表示/違反報告)
えぼし(プロフ) - 有難うございます！何方とも好きな作品でなので、そう云ってくれて嬉しいです！！学校も有るので不安定更新ですが此れからもお願いします (2022年3月26日 16時) (レス) id: 0e1ad52da6 (このIDを非表示/違反報告)
乱刹 - 東方と、文ストのコラボとか最強じゃないですか！それとめっちゃ面白くて好きになりました！これからも更新がんばってください。 (2022年3月26日 14時) (レス) @page5 id: a8460a1252 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えぼし | 作成日時：2022年3月1日 2時
