【３章４話】ヨコハマギャングスタアパラダヰス ページ21
「じゃあ私と太宰さんは？」
「えっと……御阿礼さんはモデルさん。とか教師ですかね？
太宰さんは……」
敦は直ぐに思いつかないので太宰を観察する
だが太宰はニコッと笑い表情を変えない
(想像も、つかん……！)
「無駄だ小僧。御阿礼の前職はモデルでも教師でもない
武装探偵社七不思議の一つなのだ。こいつらの前職は」
「最初に中てた人に賞金が有るンでしたっけ」
「そうなんだよね。誰も中てられなくて懸賞金が膨れあがってる」
「御阿礼は兎に角、俺は溢者の類だと思うが、こいつは違うと云う。
しかしこんな奴が真面な勤め人だった筈がない」
「ちなみに懸賞金って如何ほど」
懸賞金という言葉に反応し、ずい…と太宰に近づく敦
「参加するかい？私と御阿ちゃんの賞金は
今───七十万だ」
太宰がそう云うと敦の目の色が変わり
ガタッと前に乗り出す
その敦の変わりに
迎えに座っている谷崎もビクッと肩を震わせる
「中てたら貰える？本当に？」
「ジサツ主義者に二言は無いよ」
その言葉によりキッと真剣な目つきになる
敦の『太宰＆御阿礼の前職中てゲーム』が始まった
「勤め人」
「違う」
「研究職」
「違う」
「工場労働者」
「違う」
「作家」
「違う」
「役者」
「違うけど、役者は照れるね」
「うーん。うーん」
頭の中で思いついた職業を云い続けるが全て外れ
そんな様子を見兼ねて国木田が呆れた様に口を開く
「御阿礼は知らんが、本当は浪人か無宿人の類だろう？」
「違うよ。この件では私は嘘など吐かない
うふふ、降参かな？じゃ此処の払いは宜しく。御馳走様〜♪」
「あっ」
ヒラヒラと敦に手を振り席を立つ太宰
然し今の敦は前日と変わらず一文無し
払える金など在る訳が無い
「私が払うわよ敦君」
「み、御阿礼さん！」
そんな敦を不備に思ったか
将又、新しくできたを甘やかしたいのか
その理由もあって御阿礼が声を掛ける
「おい、御阿礼。余り新人を甘やかすな」
「いいじゃないですか、国木田さん
敦君、今お金無いんですから」
ピピピピピピピピ
「うン？」
そんな会話をしていると谷崎のポケットに入っている携帯から着信音が鳴り
素早く谷崎は電話に出た
「ハイ………え？
依頼ですか？」
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えぼし(プロフ) - 返信遅くなってすみません。初心者の作品を見てくれて此方こそ有難うございますです。 (2022年4月30日 19時) (
レス) id: 0e1ad52da6 (このIDを非表示/違反報告)
いか - 東方と文ストとか言う最高のクロスオーバーありがとうございます好きです (2022年4月30日 18時) (レス) @page1 id: fe2c98bf5f (このIDを非表示/違反報告)
えぼし(プロフ) - 有難うございます！何方とも好きな作品でなので、そう云ってくれて嬉しいです！！学校も有るので不安定更新ですが此れからもお願いします (2022年3月26日 16時) (レス) id: 0e1ad52da6 (このIDを非表示/違反報告)
乱刹 - 東方と、文ストのコラボとか最強じゃないですか！それとめっちゃ面白くて好きになりました！これからも更新がんばってください。 (2022年3月26日 14時) (レス) @page5 id: a8460a1252 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えぼし | 作成日時：2022年3月1日 2時
